ドフラミンゴの正体…? ページ9
Aside
此処は王宮、スートの間と云う場所。
コロシアムの映像を見ながらドフラミンゴが怪しく笑った。
「フフフ…見たか今の?運の強い女だな…お前の孫は。」
国王はドフラミンゴを睨みつけた。
「しかし、まさか孫と揃って大会出場とは…なぁリク王!」
知ってて此処へ連れてきてたのね…。
ローの看病は今は中断してる。だってドフラミンゴに見られたら此処から追い出されるかもしれない…今は阻止しなくちゃ!
「元国王が悪魔の実を欲するとは…随分追い込まれたもんだな。」
分かってて言ってる…コイツ。
「それにしても、今日はお前の一族の行動が目に余る。裏切ったヴァイオレットにしてもそうだ。偶然にしちゃできすぎだろう?…今日は、何の記念日だ?」
「…自覚などなかろうな。くっ…貴様が今朝取った行動…」
それってあの新聞記事?
動く程の出来事であった…一体?
「政府の遣いが此処へ…国民にミスであり誤報であると告げていた…」
『誤報…政府が直接?』
「僅かに見えた希望すらイタズラに過ぎぬと知らされ、この国の全てを諦めるのに余りある事件だった。それだけだ!」
どうして新聞の誤報を政府の奴らが…一国王である理由で動く訳がない。だって、皆を集めてその前で公表すればいいだけの事…
態々、政府を呼び付けて公表なんて……待って。そんな事あっていいの!?
私のこの考えが合っていれば…ドフラミンゴは…。
「あぁ、フフフ…なるほどな。お前が動いたのは、そういう訳か…だが、ヴィオラは違う。あいつは、お前と違って計算高い女だ。決して感情だけでは動かない。」
ローの前に着くとまた怪しく笑った。
「掛けに出たのさ。この俺に盾突いてきた期待の新人…七武海…トラファルガー・ロー。」
「それに、凶悪な血筋を持つ2年前の“時の男”…Aの義理の弟…モンキー・D・ルフィ。」
…ルフィ…。
「あの女は二人の海賊同盟に俺が敗れる事を望んでいやがる。…だが、ローは既にこの通り…麦わらのルフィは、もうコロシアムから人間として出てくる事はない。」
「くっ!」
「…今のところ、麦わらの一味の動きといえば…鉄人[サイボーグ]フランキーが一人おもちゃの家を襲撃しているらしいが…うちの幹部に敵うかどうか?」
「残るコマの奴らは4人だが、此処の地下にすら辿り着けねぇさ。」
ドフラミンゴは満足気にそう言った。
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Rain - このお話大好きです!!無理のない程度で頑張ってください!! (2020年7月23日 15時) (レス) id: 3d2006b17f (このIDを非表示/違反報告)
影夜 樹(プロフ) - 最高ですね!所々の展開が好きです! (2019年12月20日 3時) (レス) id: f9b3442272 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夜桜姫 | 作成日時:2019年12月4日 18時