サボの本音 ページ8
サボside
ハックも負け、ルーシーはルフィだと分かった。
しかもルフィは、仲間を助けるべく外へ出ようとしていた。
だが、メラメラの実は諦めない…俺達の弟は、逞しい程成長したな。
俺はルフィに近付き、前に立った。
「お前なんかにメラメラの実は渡さねぇよ。」
「おいおい！この方をどなたと心得るんだっペ！この方は未来の海賊王にしてあの火拳のエース様の弟であらせられるんだっぺ！この馬鹿！」
「そんな事、昔から知ってる。」
知ってるさ。
俺はそいつの肩を押して体制を崩した。
「…知ってる〜？俺はお前を知らねぇ！エースの実は渡さねぇ！」
「火拳のエース。麦わらのルフィ。A。お前にはまだ兄が居たはずだ。」
「あいつは！…あいつは…っ！」
口をモゴモゴさせたルフィ。
当然だ。死んだと思ってるんだからな。
俺は、ハットを取って顔を見せた。
「久しぶりだなぁ…ルフィ。」
驚いて後ろに走った。
やってる事は変わらないな。
「えー、サボー！！？」
「嘘だ！」
「昔、ダダンの酒を盗んで盃を！」
「サボー！！」
ルフィは、俺に飛び付き泣いていた。
顔に飛びつきやがったから息苦しい…が、こんなに泣いてくれるなんてな。
「ったく、自分だけ出やがって！」
この声…あいつ！
「エース！出るなよ！」
「もうルフィは子供じゃねぇんだ。…だろ？」
「…え、エース！！おめぇ、生ぎでだのがー？！」
「泣きながら言うなよ！…Aが生かしてくれたんだ。命を削ってな…。ルフィ、Aを見たか？」
「…ううん、姉ちゃんもこの国にいるのが？！」
「分かんねぇけど…ここで連絡が途絶えてんだ。」
「恐らく、ドフラミンゴの仕業だ。Aを捕まえる事ができるのは奴しかいないからな。」
「ミンゴ〜！とら男の他に姉ちゃんまで…ぜってぇ許さねぇ！俺、助けてくる！」
なんて頼もしい事言いやがって…。
Aはルフィに任せて、俺達は本来の任務に着くか……けど、殴られる思ったな。
ルフィは成長したな…。
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Rain - このお話大好きです！！無理のない程度で頑張ってください！！ (2020年7月23日 15時) (
レス) id: 3d2006b17f (このIDを非表示/違反報告)
影夜 樹(プロフ) - 最高ですね！所々の展開が好きです！ (2019年12月20日 3時) (レス) id: f9b3442272 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜桜姫 | 作成日時：2019年12月4日 18時
