記憶の嘘6【サボ】 (ページ21)

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不吉な足音… ページ21

Aside

『とにかく、みんなを安全な場所へ移してから連絡するから。』

すると、勢いよく首を横に降った。

『どうして？』

すると、私の前からコツンコツンと足音が…。

聞き覚えがあった。
二年前、頂上戦争で…。

「ﾌﾌﾌ…こんな所にいたのか？」

現れたのはドフラミンゴ。
私は、何故か動けなかった。

「やっと来てくれる気になったのかぁ？」

『いいえ！貴方の悪事を世界に知ってもらいに来たのよ！…観念しなさい！』

「ﾌﾌﾌ…立場は俺が上。お前が下だぁ。それに、俺の糸が絡まって動けないだろ？」

正解だった。
どんなにもがいても、ほどける事はなかった。

そして、ドフラミンゴが指を動かすと私の体は動き始めた。

まるで、操り人形のよう…。

さっき会った三体の小さな仲間は、私を止めようと足にしがみついていた。

私は、操られるまま動いてドフラミンゴの元へ一歩、また一歩と歩いた。

コイツの能力は覚醒した能力。
そう簡単に解けない。

結果…目の前まで来てしまった。

『くっ！…狙いは何？』

「ん？どうゆう事だァ？」

『ドフラミンゴ。あんたは国も得て、国民からも偽りだが信頼も得てる…そんなあんたが、何故私に拘る？』

「……拘る理由を知りたいのかァ。」

『私は、魔女で世界が最も嫌う蘇生の力を持っている。…けど、あんたなんかに渡さない！ルフィやエース、サボがお前を倒すんだからな。』

「…勘違いしてるな。俺はお前と言う存在…魔女の血が欲しいのさ！」

『ど、どうゆう事？！』

「俺はついさっき、ローの奴に喧嘩を売られちまって…路頭に迷ってんのさ…だが、お前の血が有れば、調合し完成するんだよ！不老不死の力がな!!」

『なっ！』

ドフラミンゴは最初からこの力を目当てに私に近付いたって事？

『…ふ、不老不死なんて伝説でしかない！何故魔女の血で調合すればなると？！』

「…古来より言い伝えがあってな…天竜人はそいつが欲しかったのさ！永遠に世界に君臨する為にな！」

『…じゃあ、国が消えた本当の理由は…それ？なら、あの人も裏切られてたって事になる…嘘でしょ？』

「さてどうする？…お前は賢い…“火拳”となった由来が俺の元にある…この意味、分かるよな？」

…それって、まさか！