幼き少女の儚い願い(ｼﾃｨｰﾊﾝﾀｰ) (ページ7)

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sweeper6 ページ7

冴子side

本部に戻って、データベースを見つめてた。

「はぁ、やっぱり…。」

過去については記述なし。
つまり、誰か書き換えた可能性が高くなった訳ね。

あの古場さんが書き換えたとは、到底思いたくない…。

こうなったら、逆も調べてみようかしら？

調べると、ロックされてる…どうして？

結局、ロックを解く事は叶わなかった。

「はぁ、明日りょうの所で調べるとしますか…あら？」

前から人影が…。

「A？どうしたの？」

『冴子姉ちゃんは、冴羽りょうと知り合いだよね…』

なんだか様子が可笑しいわ。
…微かに震えてる。

「そうだけど、どうしたの？」

『…殺したくない。…怪我させちゃうけど、ごめんね…。』

“パンパン”

二発聞こえたと思ったら、右足のふくらはぎと左腕を銃弾が掠めた。

少し経ってから血と痛みが来た。

「A、どうして…！」

『…私、りょう兄ちゃんに殺してもらう…冴子姉ちゃんは生きて…ありがとう。』

「待って！…貴方、彼の素性をロックしたでしょ…？」

『…ヤー、そこまで追い付いちゃったんだ…。これ、IDの解除方法。ごめんね…それから、ありがとう。』

私の制止ま聞かず、Aは闇に消えていった。

私は、やっとの思いでりょうのいるマンションまで辿り着けた。