幼き少女の儚い願い(ｼﾃｨｰﾊﾝﾀｰ) (ページ21)

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sweeper 20 (finish) ページ21

Aside

此処が…。

みとれてると、冴子お姉ちゃんは顔を近付けて。

「此処が、りょうとかおりさんがいる家よ。」

『此処が…大きいね。』

「ふふ、地下室もあるのよ。あとで、行ってみましょうか？」

『ヤー、行ってみたい！』

目を輝かせながら、中へと入ると…
クラッカー音が私を驚かせる。

「「ようこそ、シティーハンターのアジトへ！！」」

『…へ？』

「お前の回帰祝いと歓迎も兼ねたパーティーだ。…存分に、楽しめよ？」

『…ヤー、ありがとう…お兄！』

私は、パーティーとプレゼントの部屋とライフルを貰いはしゃいだ。

こんな幸せな日々、なかったから…。
りょう兄とかおり姉、そして救ってくれた冴子お姉ちゃんとファルコン、美樹ちゃん。

心からの感謝を言うよ。…ありがとう。

そんな気持ちのまま、私はスヤスヤと夢の中へと潜り込んだ。

幸せで、離したくない。
だがら、誓ったんだ。

泣いて、苦しんでる子を、今度は私が救うって！

そして…お兄達を…守る…。

そう、刻んで…

今日も私は、誰かの為にこの“遠くを見通す力”を使って救うのであった。