幼き少女の儚い願い(ｼﾃｨｰﾊﾝﾀｰ) (ページ19)

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sweeper18 ページ19

冴子side

「随分、顔色が良くなった？」

『うん…たぶん、食欲が出てきたからかも！』

「なら、フルーツ食べられるわね！」

『ありがとう、冴子お姉ちゃん。…ごめんね？』

突然、彼女が誤りだした。
恐らくは、発砲した事に対してだろう。

「それに関しては気にしてないわ。だって、ちゃんと解除方法まで提供してくれたもの。…貴女の勇気のお陰よ。」

『…冴子お姉ちゃん、私りょう兄の所でお世話になることにしたの。…何でも依頼して！狙撃なら得意だから！』

この子は…。

「ゆっくりでいいのよ…一気に何て誰も出来やしない…だから、ちょっとずつ依頼してくわね。」

『…ヤー！』

微笑んだ彼女は可愛かった。
そりゃそうよね…みんなの妹だもの。

「…で、りょうは盗み聞きして何がしたいのかしら？」

「ありゃ、バレてた！……ま、ゆっくりなら依頼も受けてやる。」

「りょうは貸しが沢山あるからね！」

「え？逆だろ！お前が俺に貸しが沢山あるんだろうが！」

『へへっ…お兄もお姉ちゃんも仲いいね！』

なんて、話しになっちゃったけど…。
Aちゃんの体力も回復しつつあって、そろそろ退院できるそうなの。

お祝い、考えておかなくちゃね。