sweeper11 ページ12
Aside
“ピリピリピリ”
赤いスマホから振動と着信が流れたので見てみると…
『…りょう兄ちゃん…。』
連絡の欲しい相手からだった。
『もしもし……』
「ん?元気無さそうだが?…どうした?」
『…りょう兄ちゃん…私を殺して…。』
「…どうしてだ?」
『これ以上、誰も傷付けたくない…怖いの。』
「未解決事件の無差別殺人事件。…知ってるか?」
『…そこまで、行き着いたんだ。』
「だからこそ、助けたい…言ってみろ。お前は俺にどうされたい?」
『…いいの…許されるの?言って…。』
「俺達は許すさ。…全部話して欲しいから会えないか?」
『…会いたい…助けて…。』
“プープー”
いきなり切れたのだ。
相手は…電波妨害装置を持ったやっくんだった。
『…そこまでして、離したくないの?』
「…渡さない…。」
『貴方は力に見いられてるだけなの!…変わらなくちゃ…!』
「うるせー!!…お前は一生、籠の鳥なんだよ!!…なら、冴羽りょうを殺してやるさ…楽しみだな…!」
狂喜じみた顔を、私の目は離せなかった…。
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ゆうみん - いいね、コナンとシティハンターコラボ書いてほしいなあ。 (2021年12月9日 17時) (レス) @page21 id: ef5d083eda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夜桜姫 | 作成日時:2019年6月23日 2時