記憶の嘘4【サボ】 (ページ21)

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エースの復活と死者蘇生ページ21

Aside

本当は、白ひげに使おうと覚悟していた。
けど、エースが死んだ。

『その刀、貸しなさい。』

海兵に睨みを効かせながら手を出した。
初めは刀を向けられたけど、怖くなって渡してきた。

此処からは時間と体力の勝負…負けないようにしなきゃ！！

エースを中心として魔女の血で星を描く。
これだけでいい。

……エース。

初めは、ずっと逃げてたよね？
でも、同じ気持ちだって知って…嬉しかった。

エースとサボで助けに来てくれたよね…私のナイトになってくれた。
こんな私をいつも守ってくれた一人…

戻ってきて…また四人で暴れよう！
エース。

『死者蘇生の陣！！』

世界に見せたくはなかったけど…仕方ないよね？

「A！何してるダッチャブル！」

「あれは？」

「あれは死者を呼び戻す陣！Aから聞いたから間違いないわ！！」

「…死者蘇生…」

「なんだ！？」

「A、止めろ！お前の体が持たんぞ！それに…世界に殺されてしまうぞー！！」

「グラララ…すげえな…魔女の力。…エース、戻ってこい！」

「親父…。魔女って本当にいたんだな…初めて知ったよい！」

「存在は知っていたが…まさか、生で見られるとは…。」

「これが死者蘇生かァ…フフフ、欲しいな…あの力。」

『エース、帰ってきて。お願い…エース！！』

死者蘇生は魂を戻すだけでなく、肉体も元に戻す。

どんどんマグマで開けられた穴が塞がっていく。

「させるかー！！」

『っ！赤犬！！』

「止めるよい！」

「あぁ！！」

「魔女めー！！」

『エース！！』

奇跡は起こせた。

「…A？」

死者蘇生の陣…初めて上手くいった！！
やったー！！