記憶の嘘4【サボ】 (ページ19)

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エースvs赤犬ページ19

Aside

覚悟を決めた私達！
先を進んでいくが、立ちはだかったものが。

『赤犬！！』

憎き相手である、大将赤犬。

「火拳のエースを解放して即退散とは…とんだ腰抜けの集まりじゃのう。白ひげ海賊団」

「お前らごろつきどもの海賊なんぞに生きる場所はいらん！！」

「やめろー！」

「白ひげは、敗北者として死ぬ！おめぇらの大将にはおあつらえ向きじゃろうが！！」

「白ひげはこの時代を作った大海賊だァ！！俺を救ってくれた人をバカにすんじゃねぇ！！」

「「やめろ、エース！」」

『エース、戻りなさい！！』

「この時代の名は白ひげだァーー！！」

火とマグマのぶつかり合い…圧倒的にマグマが勝つに決まっていた。

同じ敗北者だと言いながら…。

『エース！』

私は、エースに駆け寄った。
そして、後ろに庇った。

「エース…！」

ルフィが膝を付いた。
当然だ。体はもう限界を越えている。

イワの力で無理矢理あげられたんだ。
代償も大きい。

「海賊王ゴールド・ロジャー、革命家ドラゴン…そして、魔女の末裔！この三人が義兄弟とは恐れ入ったわい。だが、貴様らの血筋は大罪だ。誰を取り逃がそうが貴様ら兄妹は絶対に逃がさん！…いや、魔女だけは生け捕りで政府にさしださにゃ行かんかったか…。まぁ、そこでようみちょれ。」

何をする気？！
サカヅキがルフィを見た。まさか！！

『赤犬！！』

「待てっ！！」

私達の制止も聞かずに赤犬はルフィの元へ。

「ルフィーー！！」

『ルフィ！！』

固く目を閉じた…次に目を開けると、信じられない光景が…。

エースの背中が赤犬によって貫かれていたのだった。