記憶の嘘4【サボ】 (ページ13)

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くまの真実2 ページ13

Aside

改造に兵器にされた…。
あまりの恐怖に震えてしまった。

『うそ…！』

「改造？兵器？なんのこっちゃブル！！」

「つまり、こいつは政府の研究する人間兵器になっちまったってことだ…！自ら志願したのさ。長期に渡り少しずつ改造されていった。まぁ、Aももし捕まってたら実験の毎日だっただろうがよ。」

『ひっ！』

怯える私を背に隠しながら反撃するイワ。

「嘘つくっチャブル！！くまは政府を嫌ってるのよ！！自分の命を政府に差し出すなんて！！そんなこと、絶対にしなーブルよ！！！」

「怒鳴っても、こいつと政府の間にどんな取引があったか知らねぇんだ。つい数日前までは確かにこいつに人格はまだ存在した。だが、今はもう人である事も忘れた死人と言える。ただ政府のいいなりとなり戦うバケモノ…パシフィスタPX―０だ！！昔の事なんか忘れちまいな！！」

そう言うと、くま…基、パシフィスタが攻撃してきたのだ！

避けた？じゃない、ドフラミンゴに抱えられてる？なんで！！

『ど…して？』

「これでも、お前のことは気に入ってんだ…A。」

サングラスの向こうが、私は怖いと思った。

「A！！…くま！ヴァナータの身に一体何が起きたっチャブルのーー！！」

「あいつ、そう言えば！“もう二度と会うことはない”って言ってた！」

…くまは察してたんだ…自分がいつか死ぬと…それは革命軍として立派じゃない！！

「ヴァターシよ、イワンコフよ！！」

すると消えた。
次の瞬間、イワの仲間の後ろに！！

「あぶねーぞ、お前らーー！！気を付けろーー！！」

『仲間が！くっ、離して！！』

「フフフフ。暫くはここにいてもらうぞ？A？」

『くっ！みんな、逃げて！！』

「パット・ホーム。」

肉球が貫通する技だ。

『みんなーー！！』

「ぐっぬぬぬーー！！己、くま～！！！
顔面、スペクトルム！！」

顔面がたくさん…撹乱させようとしてる。
イワ…くま…どうして！

「ギャラクシー・ウィンク！！」

仲間同士で…こんな…！！

世界政府を許さない！！