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心からの笑顔 ページ21
Aside
『木よ！その力で大砲を砕け！』
苦戦している。
『ダメ…あの大砲、魔法無効を纏ってる…』
そう、魔法が無効されるように作られている。
だから、砕くことが出来ないでいた。
「A、俺が降りて大砲を砕く！」
『え？無茶よ！何があるか分かんないのに！！』
「だからこそだ。…対処は出来る。」
『…その自信はどこから来るのよ…』
「…大丈夫、無事に帰ってくるからよ！」
笑顔で言われた。
あの日とは違う笑顔で…。
寂しそうに笑った貴方の顔を、一度たりとも忘れたことはなかった。
行かせたことを、何度後悔したことか……。
『…本当に帰ってくる…？』
「当然だ！」
『消えないでよ！！』
「……あぁ！」
また笑った。
サボ、ここで待ってるから…生きて帰ってきて！
サボは飛び降りてあの人の元へと行った。
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作者名：夜桜姫 | 作成日時：2019年1月28日 20時
