記憶の嘘3【サボ】 (ページ11)

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魔女の儀式ページ11

Aside

行動を開始した私達はそれぞれ動いた。

私とサボは親玉を片付けること。

「緊張してるか？」

『…してない。むしろ怖いくらいあの男を殺したい。』

「…恐ろしいな…おい…。」

『…父親らしいことなんてされてこなかった。家族は革命軍と国のみんなと…兄弟だけだよ。』

「兄弟？お前兄弟がいたのか？…あのバスターコールから逃げ延びれたんだな…？」

そっか。義兄弟も覚えてなかったんだ。

『元々逃がしてたからね。』

…エースとルフィはコルボ山にて出会えた兄弟。
大切で切れない糸で繋がっている。

もちろん、サボも含めてだよ！

「もうすぐ部屋の前だ。」

相づちをすると扉の前まで走っていった。

この扉……

「開かねぇな。」

『普通じゃ開かない。けど、魔法でなら。』

どうして？この部屋だけ…？

魔法で開けた私は慎重にサボと一緒に入っていった。

「…ようこそ。そして、おかえり。」

『挨拶はどうでもいいわ。…何故扉に魔法を細工してるの？！…答えて！！』

「…そうだな。この魔法の指輪のおかげか？」

「魔法の指輪だと？」

「最後の最後に完成した俺だけのもの…オリジナルは必要ない！」

私に向かって指を鳴らした。
何か起こる。

警戒してると、闇に包まれた。
しかも幻覚…この場所って…！！

『いや…』

「なんだ！こりゃ！」

「教えてやろう！今あいつは闇の中にいる。以前いた牢獄を写してるんだよ！」

「牢獄！？…なんでそんなところに？」

「話してないのか？…魔女は生まれてからずっと閉じ込めておいて恐怖を与える！それが受け継がれた儀式だ！！」

「儀式だと！…生まれてからずっと…だから闇が怖かったのか…ぎっ！」

「やるか？」

『…サボ…怖い…』

「……A、待ってろ！必ず助けてやる！！」

そう、サボはいつだって来てくれた…嬉しかったんだよ。