記憶の嘘【サボ】 (ページ9)

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作戦会議ページ9

サボside

Aの部屋で作戦会議をすることに。
一日は安静と言われたため、俺達は明日決行することに！

「ここの王様は黒で家臣の一部も黒なんだって！」

「武器の密売を黙認とは…ったく、退屈しなさそうだぜ！」

「一応、言っておくが…コアラとAはあまり目立つ行動はするな。」

「ハック、どうしてよ！？」

「気に入った女の子を拐っては催眠をかけ手元に置いてると報告も上がってる。」

『さ、催眠って…』「絶対にいやー！！」

「コアラ、うるさいぞ！…ま、とにかく。俺とA、ハックとコアラで行動しよう。…何かあったらすぐに連絡してくれ！」

「「りょーかい！」」

「A、行くからには覚悟をしとけよ？」

『大丈夫！追われるとか、なれてるから！』

な、慣れてるって…どんな生活を送ってたんだよ？

「…ま、とにかくだ！俺は、お前を守る…約束する！」

すると、また涙を頬に垂らしていた。
初めの時と一緒だ。

「だ、大丈夫？！…Aに変なことしないでよね、サボくん！」

「どうして泣いたんだ？俺、変な事でも言ったか？！」

涙を見せたAに手をワナワナさせながら慌てて聞いてみては…意外な答えが帰ってきた。

『…昔、死んじゃった恋人がそう言ってたんだ…だから…』

え？恋人？

「それはサボくんのせいだね！…私の胸で泣いていいよ？」

『ううん、ありがとう。もう平気！！』

恋人がいたのか…Aに…？

その日は、ある程度作戦が決まったので解散となった。

明日に備え、俺達は早めに睡眠を取った。
だが、俺の心に何故か引っ掛かりを覚えてた。