記憶の嘘【サボ】 (ページ7)

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消えた記憶ページ7

サボside

医者の診断は過労…。
ま、船で来てそうそう試しなんて…

そりゃあ、過労になっちまうな？

何故か、コアラにAの見張りをさせられここにいる。

ノック音が聞こえるとドラゴンさんが入ってきた。

「寝てるか…」

「はい、ぐっすりと…」

「…すまないことをさせてしまった…。」

「ドラゴンさんのせいじゃないですよ？」

「…サボ、お前は思い出したくないと言ったが…本当か？」

…それは拾われた時に言ったセリフ…

さすがに、ドラゴンさんには見抜かれてたか…。

「思い出したくない。でも、思い出したい記憶もあります。…時々、夢を見るんです。楽しく遊んで、話して…約束して…いつも一緒だったのに…遠くに行っちまって…それが届かないんですよ…」

「サボ…」

「次の任務は俺達だけで片付けます！…少人数の方がやり易そうだから…」

「…そうか。」

「俺、コアラと作戦練ってきます！…Aのことお願いできますか？」

「もちろんだが…惚れてるのか？サボ？」

「っ！そ、そんなことあるわけないでしょ！！ふん！」

俺は扉をおもいっきり閉めちまった。
Aが起きてるなんて思わずに。