記憶の嘘【サボ】 (ページ6)

今日:3 hit、昨日:4 hit、合計:144,823 hit

練習試合ページ6

サボside

「サボ、お前が練習相手になってやれ。」

「俺がですか？」

「あと、さっき話したことは誰にも内緒だぞ？」

「分かってますよ！」

『…よろしくね、サボ！』

「言っとくが、女だからって手加減はしねぇから！」

Aは苦笑いを浮かべながら了承した。

外に出てみるとギャラリーがたくさん…男ばっか…！

「あれが、ドラゴンさんの娘！？」

「思ってたより…」

「「「可愛い～！！」」」

あいつら…！！

「武器は無しの肉体戦だ！いいな！」

『もちろん、それでいいよ！！』

俺達は向き合い、その気迫で辺りは静まり返った。

俺は驚いた…まさか俺も気迫に怯えてるなんて…
こりゃあすげぇ…

ドラゴンさんの右腕に相応しいってか？

「いくぞ！！」

俺はAに突進してった。
だが、簡単に殴れてしまった…！

「えー！！」

「「「嘘だろー！！」」」

「あの子…まさかと思ったが…？」

「なぁに、ハック？」

「Aは武器を持たないと本領発揮しない。サボ、お前も武器を持て！」

ド、ドラゴンさん…そーゆうのは早く言ってほしかったぜ…！

俺は殴っちまったから、近付き声をかけた。

「わりぃな…大丈夫か？」

『平気！さすが、サボ！強いね！』

あれ？やっぱりだ…
どうしてか初めて会った気がしないんだ…。

懐かしい…って、どうしてだ？

そのままAは俺の胸目掛けて倒れちまった。