記憶の嘘【サボ】 (ページ5)

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真の目的ページ5

ドラゴンside

「あれは、12年前。
Aが5才の時だ。」

私は語りだした。
それはある小さな島。

〔回想〕

木造の家は全壊や半壊しており、煙もあちこちから上がっている。

我々は政府を追いかけてこの村までやって来た。

「これは酷い！！」

「ドラゴン！！子供がいたっチャブル！」

行ってみると、瓦礫の下敷きになっていた。

「大丈夫か！？」「何があったんだ！？」

「その前に救出だ！」

皆で瓦礫を退かし、
なんとか、少女は無事救出できた。

「喋れるか？…一体何があった！？」

ゆっくり少女は目を開け、口を動かした。

『…せ、世界政府が…バスターコール…を…』

喋るのがやっとな少女が放った言葉は驚きの単語だった。

「ドラゴン！」

「…ここにもバスターコールを…！」

「何てことしやがる！！」

「とにかく、早く手当てをしよう…」

私は、少女を連れて帰り少しの間ともに過ごした。

楽しかった…
だが実の子、ルフィの件もあるからな…？

今、バレてはルフィも罪人にされる…

そこで考えた。
息子の所へ行かせよう…と！

暗号で呼び出し、内緒でバルティゴを出発した。

「と言うわけなんだ。」

「ったく、お前は一応世界政府から狙われてる身なんじゃからな？」

「いつも感謝してるよ…頼んだ！」

ガープに任せ、ルフィーとともに過ごさせる選択を与えた。

ルフィーについはて伏せて話を終えた。

「…そんなことが…」

『懐かしいね…ほとんど知ってる人、いないみたい…』

「だが、またお前は戻ってきた。」

『…やっぱり、世界政府を忘れることなんて出来ないから！』

Aの決意は、誰より固かった！
決意は固いほど、勝てないものだからな？