記憶の嘘【サボ】 (ページ35)

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兄弟の絆3 ページ35

Aside

「あれぇ？おっかしいなァ？あいつら何処行ったんだァ？」

「ったく、逃がした意味がねぇな。」

「あー！！」

建物の上から飛び降りると嬉しそうに笑ったルフィ。

「エース！Aまで！」

『なんで此処にいるのよ…』

そして、二人はいきなり樽の上で腕相撲を始めた。

毎回力比べでこうなのよね～。

でも、懐かしいな。三人でいるのも…。
ただ、サボもいたら良かったのに…

歩きながらでも二人は相変わらず楽しそうだし、幸せそう。

それに混じって変な気配がある…。

「あと、王女とカルガモも乗ってんぞ！」

やっぱり、この国の王女様…
でもどうしてルフィ達と一緒にいるのかな？

そう言えば…前にお父さんが調べてたのがアラバスタだったような…。

「とまれー！」

その掛け声で隠れてた連中が姿を現した。
周りを見ると囲まれるようにいた。

ま、二人がコテンパンにやっつけてていた。
変わらないわね…

息もピッタリだし。

って、私にも向かってきた？
こいつら、女性をなんだと思ってるんだか…はぁ。

『水をかぶって頭を冷やしなさい。』

軽い魔力なら素手で発動できるから。
ま、小さな水の玉は敵の頭を包んで溺れさせたんだけど。

死なない程度だけどね？

で、ルフィは仲間を見つけてひとっ飛び…
私達を置いて。

『あ、相変わらずのマイペースっぷり。』

「仕方ねぇ、ルフィだからな。」

そんな会話をしながら追ってきた敵を次々に倒していた。

そして、エースの船でルフィ達のいる船に向かった。