記憶の嘘【サボ】 (ページ37)

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理由ページ37

Aside

「「かんぱーい！！」」

ルフィとウソップ？チョッパー？の三人で水が入った容器で鳴らしていた。

「エースが我々の仲間になった！」

「「かんぱーい！！」」

「いつ俺が仲間になるって言った？」

「…美味しい飲み物に」

「「かんぱーい！！」」

『…適当？』

「そー、こいつらは乾杯の口実を探してるだけなんだから。」

「はぁ……」

…なるほど。ルフィらしい。
クスッと笑った私。

「エース！本当に俺達の仲間になんねーか？」

「俺はある男を追ってんだ。そいつの名は黒ひげ。」

「黒ひげ！？」

「そいつは、元々２番隊隊員。俺の部下だった。だが最悪の罪、仲間殺しをして船から逃げた。…で、隊長の俺が始末を付けなきゃならねぇってとこだ。」

『…そんなことが。』

「なら、私達と同じ目的地ね。」

「みてぇだな。」

「暫くは一緒に旅が出来るわね！」

『…私はそこでお別れね。』

「「え？/は？」」

ルフィとエースが驚いた顔で言った。
当然ね。

「なんでだよぉ！」

『我が儘言わないの！…ルフィとエースの顔が見たかっただけなんだから。』

「…仕方ねぇな。」

「俺は嫌だ！！」

嫌か…ふふ、変わってないな。本当に。

ユバを目指し、船を進めていた。