記憶の嘘【サボ】 (ページ23)

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末裔ページ23

ドラゴンside

サボ達は無事に帰還してくれた。
サボが報告の為、私の部屋にいる。

「ご苦労だったな？…で、サボが話とは珍しいな？…新しい情報か？」

「いえ、Aのことです。」

サボは真剣に話してくれた。
鎌と暴走みたいなものを。

「…サボ、彼女は想像以上な物を背負ってる。だが、本人は実は知らないことなんだ。…知る覚悟はあるか？」

「……知りたいです。」

「はぁ、サボ…本当に恋したか？」

「話をはぐらかさないでくださいよ！！」

「最初に言ったな…魔法はあると。…彼女の鎌は魔法。…いや、魔法の杖だ。彼女は、魔女の末裔なんだ。」

「魔女の末裔…？」

「末裔だからと言って、皆魔力があるわけではない。…Aは特別に大きく狙われやすかった。」

「…だから、世界政府に…」

「そうゆうことだ。…Aにとって魔法は絶望させるものとして捉えていた。…ま、ある奴と出会ってからは変わったらしいがな？」

「…誰なんだ？それ？」

今は言わん方がいいだろう？
『―それはサボなんだ！―』

「さぁな？」

いつか、記憶が戻った時に言えるといいなぁ…