記憶の嘘【サボ】 (ページ3)

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再会ページ3

サボside

はぁ、ドラゴンさんの娘が来るって聞いたけど…

昨日のドラゴンさん、なんか変だったな…？

「サボ、Aと言う名前は知っとるか？」

「んー…懐かしくは感じるけど知らねぇな…！」

「そうか…」

あのあと何も言われなかったが…

一体、何だったんだ？

とりあえず、ドラゴンさんの部屋の前に来た。
昨日呼ばれてたからな…？

「ドラゴンさん、失礼します！」

「ノックぐらいしろ…」

そこにいたのは、黒髪のミディアムヘアの女子が立っていた。

その顔は、泣いていたのだ。

「…ドラゴンさん、泣かしたらダメですよ…？」

「…やはり、お前は知り合いだったか？」

ため息混じりでドラゴンさんが答えた。

「サボ、私の娘のAだ。仲良くしてやれ。…それから任務にも一緒に行動してもらう。」

「それはいいけど…コアラみたいな空手が出来るのか？」

俺の質問に数秒固まってたが、気付いた瞬間目尻を腕の服で拭き取り向き直った。

『…出来ること…魔法でみんなのこと守れる…かな？』

「…はぁ？」

少し間があいて返事をした。
魔法？…あれは伝説上だろ？

「サボ、魔法は実在するんだ。」

真剣な顔で言ったドラゴンさんは、やっぱり迫力がある…

「…コアラとハックも呼んでこい…お前達だけには私達の真実を話しておかなきゃな？」

その言葉を聞き、女は不安そうな顔でドラゴンさんを見た。

『…やっぱり話すの…？』

「…これから一緒にやってく仲間なんだからな…」

どうゆうことなのか、その時の俺は分からずに走った。
ハックとコアラを連れて、改めて中へと入った。