セーラームーン～太陽の守護者～ (ページ32)

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フレアside

「僕にとって、これが一番恐かったんです…」

「どうゆうことだ？」

「唯一の弱点……です。」

「何？弱点って？！」

『シャドー、シェイド、倒せ。』

「「仰せのままに！」」

「みんな！はっ！」

《月の光りそのものだ…》

「あれは？」

「ブラックホール！？コロナを元に戻せ！！」

《フレアか…コロナは自ら選びこうなった。》

「なんだと！？」

《…訂正だ、あの悲劇を繰り返し見ている！》

「あの悲劇って…」

「太陽が滅んだその日だ。」

「太陽が滅んだ日…」

《私は、太陽を手にした！これで世界を征する準備ができた。あとは…セーラームーンを手にすれば、征服が完了する。》

やはり、最後はムーンを狙ってくると予想していて正解だった。

だが、コロナがいないと守りきれない。

守りの戦士、コロナ。

……一体どうすれば！！

『―フレア…もし、私が敵の手に渡ったら…殺して…―』

…昔言ってたけど、そんなことはしない…
絶対に助ける！！

太陽の闇なんて知らない。今のコロナが好き！
取り戻して見せる！！

《まぁ、今日は挨拶だけにしよう…コロナ帰ろう》

『はい！』

笑顔で答えたコロナ…Aの瞳に僕は映ってなかった。

そして、そのまま消えてった。

「助けましょう！」

「うさこ？」

「フレア、コロナの弱点って何ですか？」

その眼差しは、なんかゾクゾクとした。
さすが、次期女王ネオ・クイーンセレニティだ。

「…お話しします。
コロナの弱点ではなく、太陽の弱点…それは」

「“ブラックホールを生み出してしまった”」

みんな、驚愕していた。当然だよね？
敵が、太陽の闇から生まれたんだから…