セーラームーン～太陽の守護者～ (ページ29)

今日:11 hit、昨日:5 hit、合計:98,591 hit

act28 ページ29

フレアside

「僕は、ブラックホールに操られて国を滅ぼしました。」

回想

『みんな、逃げて！』

「届かないよ？コロナ？」

『…フレア、貴方どうして？敵なんかに？！』

「……この国を再生させるため。一度ここを滅ぼすのです！！」

『…支配されているんだね……この国は汚れてなんかないわ！！私は、守りのプリンセス！フレア、貴方には…貴方には…』

泣きながらプリンセスの目は、やめろと訴えていた。
分かっているつもりだった。

けど、遅かった。
僕は、そのあと深い眠りについて気付いたら…

「…コロナ？」

《よくやった！フレアよ！》

「さすが、フレアね！」

「本当！本当！凄かった！」

自分では覚えていない恐怖。
だけど、確かに残る斬った感触。
コロナから出る血溜り…

あの日、最後の涙を流した。

回想終了

「丁度、その日は月が滅びた日。だから、一緒に転生を……」

「ちょっと待て！今の聞くとお前じゃないんじゃ…？」

「あの感触は間違いなく誰かを刺した。」

「…そうか…すまないな。話してくれてありがとう。」

「いえ、こちらこそなんだかスッキリしました。聞いてくださり、ありがとうございます！キング！」

コロナ…いや、A。
例え刺し違えてでも君のことを守るから…

この命に変えても……必ず…