セーラームーン～太陽の守護者～ (ページ25)

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act24 ページ25

Aside

『でも、どうしてそれが解く鍵なの？』

「俺も相談受けていた。フレアも同じ気持ちだったんだ！！」

フレアが？
私を好きだった？

「フレアは”振り向かなくてもいい。ただあの人の側で守れるだけで…それだけで幸せなんだ！“って言っていた！覚えてる！」

『…フレアがそんなことを？』

嬉しかった。死ぬほど…
これが夢であるなら覚めないでと思うばかり…

「でも、今のフレアには届かないよ？」

「そうそう！」

「大丈夫。プリンセスなら出来ます。」

「あぁ。貴女は月同様大切な光なんですから！」

『…ネプチューン、ウラヌス…』

「大丈夫です！」

「そのまま思いを伝えればいいのよ！！」

「吐き出すと結構楽になるよ？」

『…プルート、ヴィーナス、ジュピター。』

「伝わらなかったら、ぶつかってでも伝えましょう？」

「貴女の声が伝わらない訳ないわ！絶対に伝わる！」

『…マーズ、マーキュリー！』

「一人じゃない…一人になんてさせない。私が…私達がいる限り！」

『…セレニティ…』

「…話すのも悪くないだろ？」

「貴女の仲間であり恋人を救わなくていいんですか？」

『…エンディミオン、サターン。そうね！』

私は一人じゃない！
フレアも見捨てない！切り捨てない！

正直に言おう！この思い…届いて！！

『フレア、聞きなさい！！』

私は、指をならして前世の姿に戻った。

『フレア、私は一人でなんでもしなきゃって思ってきた。けど、違った。生まれ変わってセレニティたちと触れ合って、これが温もりなんだって知った。人といることはいいことだって教えてくれた。』

『私ね、フレアが好き…大好きなの』

これが、記憶の解放そして、ライトクリスタルの解放にもなる。

どこに隠したか、思い出したの？だって？
そうよ！…隠し場所は、フレアの中。

「うわああああ！！」

「フ、フレア！？」

「まずいよ！ブラックホール様にお連れしなきゃ！！」

「そんなことはさせない！タキシード・ラ・スモーキングボンバー！！」

「「くっ！！」」

「…コロナ様？そこに…いるのですか…？」

『フレア！？』

「プリンセス…どうか、この私を消してください。」

え？どうゆうこと！？