セーラームーン～太陽の守護者～ (ページ17)

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act16 ページ17

Aside

授業中…

何故、セーラー戦士達は私にお弁当を分けてくれるんだろう？

それより、みんなと食べると心が暖かくなるのは一体…？

わからない…

前世は、一人でご飯を食べてた。
一人で散歩してた…

ずっと一人で何かをしてた…
宇宙を守ることも……

けど、フレアだけは私を一人にしなかった…

…あの時、心を強く持っていればセレニティ達は死ななくて済んだ…

生まれ変わりなんてなかったはず…

「太陽さん、この問題分かる？」

『あ、はい！』

とりあえず、授業に集中しなきゃ！

放課後

「終わったァ！」

「はぁ～、まだ地獄があと2日あるなんて…」

「ほんとだよね？」

「さ、三人とも…」

『あはは…』

かえり道、途中でレイちゃんと会った。

『レイちゃん！』

「あら、A！みんな！」

「今、帰りなの？」

「ええ！」

「じゃあ、これからレイちゃん家に行こう！！」

「ちょっと待ちなさい！なんであたしの家になるわけ？？」

「レイちゃん家ならたくさん遊べるし！」

「み、美奈子ちゃん！」

「そうそう！」

『まこちゃんまで…』

もう、止められない…
結局レイちゃんの家に向かうことになった。

と、その時上から声が…

「お前達がセーラー戦士か？」

「普通の少女じゃん！！」

この声…みんなにはなくても、私にはある。

「誰なの！？」

「ブラックホール様の下部“シャドー”」

「同じく“シェイド”」

…この二人は、太陽を滅ぼした者だった。