交錯する想い…3 (ページ4)

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Aside

鼻を使って探していた犬夜叉が、どうやら見つけたのか走って行った。その跡を急ぎついて行った

かごめの自…転…車？とやらで追いつくと犬夜叉は絵師と名乗る男の首根っこを掴み上げていた。
その時感じ取ったのだ…邪気を。

『犬夜叉！そいつから離れろ！』

かごめ「どうしたの？」

絵師「は、放せぇ！」

犬夜叉「逃がしゃしねぇ！！」

絵師と名乗る男は衿元を掴み広げると中から鬼が現れた

犬夜叉「な！？」

かごめ「鬼…！？」

『気をつけろ犬夜叉！』

言い終えると船で逃げる男をじっと見た…
やはり人間の男か…何故鬼を体内で飼っている

戦闘中の犬夜叉は面倒だからか鬼を真っ二つにしてしまった。嫌な予感がする…そうゆう時に限って当たってしまう。

かごめ「やった…」

犬夜叉「ふっ、図体がでかいだけか…」

斬られた鬼は分裂し黒い血の雨を犬夜叉に浴びせた。
その異臭は妖怪には酷い臭いで、犬夜叉は気絶してしまった。

『此処まで出られれば大丈夫か？』

七宝「一体なんなんじゃ？」

かごめ「とにかく犬夜叉が起きるまで動けないわね…」

そして数刻の時間が過ぎ、目を開けた犬夜叉は開口一番に“ぶん殴る”だった。
が、かごめには考えがあったようで犬夜叉を後ろに乗せ鉄の車を走らせた。

車には、後ろに犬夜叉、前籠には七宝、そして犬夜叉の背に私を乗せた状態になっていた。
一人走ると言ったが…犬夜叉が無言で手を掴み離してくれない

そうして、辿り着いた先は弥勒がいるであろう立派な屋敷だった

かごめ「やっぱり会った女の子にそーゆーふうに言ってるんだ！欠片探しに来たんじゃないの？」

『なるほど』

犬夜叉「げっ、弥勒」

弥勒「おお！かごめ様にA様に七宝ですか」

犬夜叉「かごめっ！こんな助平野郎で忘れ野郎を頼りにしたのか！？」

かごめ「だって、あんたぶっ倒れちゃったし…」

弥勒「私が此処にいるとよくお分かりで」

姫「あの…どちら様？」

弥勒の口説いている者は、身形からして姫であろう。

『突然の訪問をお許しください。この弥勒の仲間である者、決して怪しい者ではありませぬ。』

姫「…貴女は巫女様？」

私は一つ縦に頷いた。
すると、姫様は意を決して弥勒に話した事を再度私達に話し始めた。

夜が更けた頃、妖怪共が姫を見知らぬ場所へと攫い何処かから見るだけ…か。