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N.Y
「遅いねぇ…」
伊野尾ちゃんの声が楽屋に静かに響く。
まだ集合五分前と言うものの、普段特別な事情がない限り全員五分前には集合している。
しかもいつもは遅刻なんかしない___
「ごめんなさい!遅くなっちゃってっ」
肩で息をしながらドアを開けるからメンバーはびっくり。
「いや、まだ集合の五分前だから大丈夫だよ、圭人」
薮くんが声をかける。
「それよりメイクしてもらって着替えてきな」
光くんも続けて声をかける。
「うん、ありがとう…行ってくる!」
そう、1番遅かったのは圭人。
珍しいな、なんて思うのは俺だけじゃないみたいで。
「珍しいな〜圭人が最後だなんて」
山ちゃんが呟く。
まあ、こういう事もあるよな。
そう軽く考えていたんだ。
この考えが後に後悔するとは知らずに。
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作者名:桜 | 作成日時:2017年8月30日 19時