右斜め前の目黒くん (ページ6)

今日:7 hit、昨日:0 hit、合計:49,611 hit

0 - 5 ページ6

_____

Meguro. Side

「「「きゃーーーーー！！」」」

目「…………うるさ。汗」

かっこいいって言われるのは、男だからもちろん嬉しい。

けど、毎朝続くと正直迷惑……

だから、学校に近づくと、

何も流れてないイヤホンをつけて歩くようになった。

渡「朝から人気者は大変だな」

目「大変だと思ってるんだったら、助けてよ…汗」

渡「やだよ、面倒くせぇもん笑」

翔太くんとは、

入学して最初の席が隣同士になってから仲良くなった。

俺のことを人気者って茶化すけど、

彼も密かにキャーキャー言われてることを俺は知ってる。

渡「てか、そろそろ席替えじゃね？

　今一番後ろだし、動きたくねぇ」

目「まぁ…たしかに。

　でも、また翔太くんとは近い気がするな笑」

渡「お前の周りって、女子もうるさければ、

　康二もしょっちゅう来るし、一旦離れたいわ笑」

目「俺だって好きでうるさく((渡「あ、先生ー！
　

　渡辺っていつも最後だから、

　たまには、後ろから順でもいいと思いまーす」

　…何なんだよ。笑」

人のこと茶化したと思えば、

立ち上がって大声で岩本先生呼んでるし。笑

いつのまにかじゃんけんしてた翔太くんは

見事勝利したらしく、

彼を追うようにして自分もくじを取りに行った。

_____