右斜め前の目黒くん (ページ4)

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岩「テスト終わったから、心機一転、席替えするぞ〜」

岩本先生の一言で、教室が一気に騒がしくなる。

どこからともなく聞こえるのは、やっぱり彼の話題。

「私、蓮くんの隣がいいー！」

「私は翔太くんの隣狙い〜」

「目悪いですって言って、席交換してもらおっかな笑」

「え〜〜、ズルくない？？私もそうしよっかな〜笑」

たまに聞こえてくる翔太派に笑いそうになるけど、

目黒くんの隣を狙う声を聞くと、モヤモヤが晴れない。

来海「やっぱり席替えか…

　A。一番後ろの席引いて待っててよ？」

A「うん、頑張る！

　後ろの席で待ち合わせね？」

来海「任せといて。私くじ運めっちゃ強いから！」

岩本先生がくじ箱をガサガサしてるのを見ながら、

来海ちゃんとそう約束した。

岩「阿部から名前順でくじ引いて〜」

渡「あ、先生ー！

　渡辺っていつも最後だから、

　たまには、後ろから順でもいいと思いまーす」

岩「じゃあ、阿部とじゃんけんして、

　渡辺が勝ったら後ろからな？」

渡「Aとだったら、楽勝だわ」

A「ちょっ、、、なんかムカつく…」((ﾑｽ

翔太の癖に、、、私のこと馬鹿にして。。。怒

「『じゃんけん、ぽい！』」

『え、、、本当に負けた、、、、』

渡「な？俺、お前相手なら絶対勝てるもん」

じゃんけんに勝って得意げな翔太。

、、、、ムカつく。何で分かるの、、、怒笑

そんなこんなで、1番最後に引くことになって、

" 残り物には福がある " と信じて、順番を待った。

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