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21話 ページ23

No side in マリージョア







ウタのライブの様子は、マリージョアにも配信されている。




世界政府の最高権力者____五老星たちも、映像電伝虫を通して、熱狂するライブ会場の様子を監視していた。




音は消してあるので、確認できるのは映像だけのようだ。




「赤髪に娘がいたのか」


「サイファーポールの報告通り……大海賊時代を全否定する、全く新しい敵の出現だな」


「予想はしていたが……あの声は、間違いない。
音楽の騎士(ミューズ・ナイト)の正体はやはり “エレジア王家の姫” Aだ。
我々との交渉(・・・・・・)にも一切応じず、島への上陸を拒んできたのは、赤髪の娘の存在を隠すためか。
ライブ開催地がエレジアなのも、偶然ではなかったようだ…」


「やっかいなことに、民衆も彼女たちについている。革命の芽は早めに摘んでおかねば、手遅れになる」




ライブの映像を見ながら、五老星たちは老獪にささやき合った。ウタとAを「革命の芽」と判断して、始末するつもりでいるらしい。






「あの娘たちが、フィガーランド家の血筋と “禁種の実の能力者” でもか?」






「「………!」」




五老星の一人が言うと、他の四人はハッとして顔を上げた。




「ウタウタの実の能力は危険じゃ。王女の能力も、敵となれば世界を揺るがす脅威となるぞ!」


「下手に攻撃すれば、海軍だけでなく世界政府への被害も免れんだろう……」


「やはり、王女に手は出せん。あれは紛うことなき生ける国宝(・・・・・)……!
それに、この先訪れるかもしれない “最悪の事態” を止められる唯一の人間だ」


「うむ…トットムジカの存在も気になるな」




“最悪の事態” と聞いて、一人の男が反応する。隣に座る褐色肌の男もまた、険しい表情を浮かべ拳を握った。




「トットムジカ____アレが再び目覚めるのなら、悠長に構えているわけにはいかないだろう」


「あぁ……急ぎ海軍元帥に指令を出せ。


























世界の歌姫___ウタを始末するのだ!」

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はる - 初コメ失礼します!!この小説大大大大大好きです!!これからも頑張ってください!!応援しています!! (11月10日 8時) (レス) @page25 id: 41084e4d77 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ(プロフ) - お久しぶりです。続きの更新が楽しにしています😊後、この小説はトラファルガー・ローオチでお願いします🙇 (10月21日 18時) (レス) id: b10205217f (このIDを非表示/違反報告)
akithin.(プロフ) - 更新楽しみに待ってます! (2023年3月13日 1時) (レス) id: 967e5fc6bc (このIDを非表示/違反報告)
まろん - 面白くて入りやすいです!!関係性や過去が気になります!頑張ってください!! (2022年12月27日 23時) (レス) @page25 id: 8c92803490 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 初めてまして、この小説は、トラファルガーローオチでお願い出来ますか?続き頑張ってください。応援しています。 (2022年10月27日 8時) (レス) @page1 id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:毘張 | 作成日時:2022年9月24日 21時

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