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───羽月side
撮影が押して、会場についたのは17時を少し過ぎた頃。
走って、走って、用意していただいた席へのドアをスタッフさんが開けてくれた。
ちょうど、IN THE STORMの時だった。
関係者しかいない席で、私が着いたのがわかったのか風磨が迎えに来てくれた。
菊池「羽月？」
─────荒れた時代でも高く帆を張れ
─────勇気という名の船を出そう
ぽろぽろと涙が溢れて視界がぼやける。
菊池「あいつらに着いたよって知らせてやろうぜ？はい、ペンラ持ってーギャンギャンに騒ご！」
親指で涙を拭ってくれた風磨に手を引かれて、席に行くと知ってる人達が優しい顔で迎えてくれた。
バルコニー席だから少し離れているはずなのに、6人と目が合ったような気がした。
ほっと安心したような、でも少し拗ねているような、熱い視線を感じて落ち着いたと思った涙がまた頬を伝った。
DriveからのABAREROが始まったタイミングで、デザイン案が降ってきた。
来年のツアー衣装をまた私がデザインさせていただけるなんて思ってないけど、彼らに似合う、彼らのためだけの衣装案が何個も浮かぶ。
りせ「あとで見せてね」
ん、と楽しげな彼らの歌声をBGMに殴り描き。
毎年楽しみにしているツアー衣装デザインを来年分もさせてもらえますように。
あわよくばアンストでのお仕事も増えたらな、なんていうのは我儘なのかも。
それに、また共演したいな。
りせもたくさん出るようになったから今度はりせと6人の誰かが映像作品で共演ってなったら、私すごく幸せだなあ。
『……今がずっと続けばいいのに』
この日の、この瞬間の熱量を、感情を、私は絶対に忘れない。
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Ayaka(プロフ) - わかりました！楽しみに待ってます！頑張ってください (5月27日 23時) (
レス) id: f23d5c420b (このIDを非表示/違反報告)
桜花琉里(プロフ) - Ayakaさん» コメントありがとうございます！りせちゃんメインのお話作成中なのでお待ちいただけたら幸いです( ¨̮ ) (5月27日 14時) (レス) id: 55763fbad6 (このIDを非表示/違反報告)
Ayaka(プロフ) - りせちゃんをもっと出して欲しいです (5月26日 2時) (レス) id: f23d5c420b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜 | 作成日時：2023年5月8日 2時
