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ジ「すげーじゃーん!」
アルファベットになってる風船やカラフルな風船、造花がばら撒かれて華やかになったAの部屋。この雰囲気を俺が作ったとは、自分でも信じらんない。買い出しから戻ってきたジェシーが褒めてくれたのがすごくうれしい。
ジ「あとはA帰ってくるの待ってるだけだね」
華やかな感じになった女の子の部屋にいる感じが落ち着かない様子のジェシー。やめろ、俺にも移る。Aの部屋、には慣れてるけどこんな感じの空間には慣れてないんだから。
少しして玄関のドアが開く音がした。その音を聞いて急いで部屋の電気を消す。
ジ「ドアが開いたらバー!だよね?」
森「…そうするか!」
部屋だけでサプライズ。でも、いつも通りのかくれんぼもした方がやっぱり俺ららしい。こんなデカい男二人が隠れる場所っていうのもないから暗いのを利用してドアのわきにしゃがみこむ。
玄関に靴は置いてないし、廊下に何も置いてない、大丈夫、バレるような要素は何もない。
お母さんと楽しそうに話をしてから階段を上ってくる。トントンとした音が近づくたび柄にもなくドキドキする。
ガチャ
とドアが開いてすぐに近くの電気のスイッチを押す。それを知っているから、ドアの音と同時に飛び出した。
森「だーーー!」
驚かす言葉が浮かばずいつも通りただデカい声を出す。その瞬間に眩しくなった。やっぱり、ドア開けてすぐ電気つけた。
「ぎゃ!!なに!?」
ジ「Happy Birthday!!!」
「ぅわっ!?」
Aが驚いた拍子にタイミングよく出てきたジェシー。発音の良い「ハッピーバースデー」もつけて。俺らの勢いに負けたのかAはしりもちをついた。
森「驚きすぎじゃね」
笑いながら手を差し出せば素直に手を取って立ち上がる。
「いると思ってないもん。靴なかったし。ジェシーもいると思わないし」
「てか、なんでいるの?」なんて、嘘だろ、目の前のもの、見えてないの??
ジ「気づかないことある!?」
「はい?……え!?!?まって!?なにこれ!!」
ジェシーがAの背中を押してドアのまん前から部屋の中央に連れて行く。そしてやっと気づいたAは目をまん丸くして俺らの作った装飾を見る。
「これ、二人がやったの!?」
ジ「ほとんど慎太郎だけどねー!」
森「ジェシーもやったじゃん。」
ジ「俺は買いだし行ってたし。飾ったのは慎太郎でしょ?」
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天羽(プロフ) - ぴさん» 読んでくださりありがとうございます!コメントが嬉しすぎてめちゃくちゃ書く意欲湧きました!ゆるゆると進んでいくお話だと思いますがお付き合いいただけたら嬉しいです。 (2022年2月18日 2時) (レス) id: aa4a13b0c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:天羽 | 作成日時:2022年2月14日 0時