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高「花火、よく見えるはずだから」
「よく知ってるね。みんなあっちでみるじゃん」
今歩いてきた方。ざわざわとした人混みの方を指さす。
高「散歩してる時に見つけたんだよねー。でも、ここで花火見たことないから確信はないんだけどね」
そう言ってもあたりはひらけてるし、見えるのはほぼ確実。…にしても、高地君散歩って似合うな。
高「間に合ってよかったよ」
北「あー、結構ぎりぎりだったね」
ジ「危なかったんじゃん」
高「お前のうざがらみがなく歩けてたらもっと早く着いた」
「どんな絡み方したらそんな言われるの」
ジ「だから、普通だって！」
教えてくれないけど、あの優しい高地君が言うんだからそうなんだよ。きっと。
あと６分、５分…と時間が近づいてくる。ふと、腕が腕に引っ張られる感覚。
ジ「あ、ごめん」
「ん？…あ！？私の方こそいつまでも、ごめん！」
自分が信じられない。人ごみで掴ませてもらった袖をいつまでも掴んでいたらしい。ジェシーが髪を直そうとしたのか、顔を掻きたかったのか、腕を上げたタイミングで気付くなんて…もっと早く気付けよ。
手をパッと離す。ここについてからもずっととか、迷惑かけた。
ジ「別に離さなくてもいいんだよ？足場悪いし」
「いや、もう大丈夫だから。ありがとね」
ジ「えー…どういたしまして」
眉を下げて言う。なんでそんな納得いかない感じ？なの。
北「…そろそろ始まるんじゃない」
反対側の隣にいた北斗が言うと同時に背後が騒がしくなる。
「ねー！きょもがどっか行くから遅くなったじゃん！」
「俺、花ちゃんに言ったよ。ね。」
「…聞いてない」
「ほら！あんな人混みでさー、聞こえるように言わないと意味ないの！」
…聞き覚えのある声と名前しか出てこない。それは、北斗もジェシーも高地君も思ったようで私よりも先に振り返っていた。私も振り返ればバチッと目が合う。
森「Aいた！」
でっかい声で私を呼んで、足場の悪い地面を走ってくる。その勢いの驚きと、うれしさと…自然に足が慎太郎のほうに向かう。けど、慣れない下駄と足場の悪さですぐバランスを崩した。
森「ここまで来るのは大丈夫だったわけ？」
「あ、りがと。…まぁ、何とか大丈夫だった」
バランスを崩したところを支えてくれる。まだ、少し離れたところにいる花たち。…花を置いても急いできてくれたんだ。
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あまは(プロフ) - よしのさん» 最高だなんて…ありがとうございます！もう少しで完結の予定ですが、それまでお付き合いいただけたら嬉しいです！ (2021年12月20日 0時) (
レス) id: aa4a13b0c9 (このIDを非表示/違反報告)
よしの(プロフ) - シンプルに最高な作品に出会ってしまいました！！！ありがとうございます＾＾お身体ご自愛ください！ (2021年12月17日 11時) (レス) @page45 id: 2f2270aaf2 (このIDを非表示/違反報告)
あまは(プロフ) - hohoさん» 私もしばらく前に学生生活を終了した身なので記憶を引っ張りながらですが、そう思っていただけてすごくうれしいです！こんな作品ですが癒しになっているなら幸いです(笑)育児がんばってください！ (2021年12月16日 1時) (レス) id: aa4a13b0c9 (このIDを非表示/違反報告)
hoho(プロフ) - きゅんきゅんを何処かに置いてきた私の癒しです笑。こんな高校生活送りたかったー！って思いながら育児頑張ります( ^ω^ ) (2021年12月15日 18時) (レス) id: 80be9b38a5 (このIDを非表示/違反報告)
天羽(プロフ) - ありありさん» 凄く嬉しいコメントありがとうございます！！すごく励みになります！また書きたいお話はあるのでしばらく後になってしまうかと思いますがジェシー落ちは書く予定ですので気長に待ってもらえたら嬉しいです！！ (2021年12月15日 14時) (レス) id: 13830d60cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天羽
| 作成日時：2021年11月7日 2時
