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迷わず慎太郎たちと合流してからはできるだけいつも通りに振舞った。さっきまではできそうもなかったけど、やっぱり少し離れてよかった。出来るようになっていたと思う。
時間まで4人で乗れるものに乗ったり、お土産を買ったりしていればいつの間にか時間は過ぎて、集合時間に。時間ギリギリに集合場所に集まり、バスに乗り込む。そのまま旅館へ。
ご飯も食べてお風呂も入って。昨日の疲れとは真逆。テンション高めの同じ部屋の子たち。もちろんそこには花もいる。そして醍醐味!とでもいうように他の部屋の子たちが私たちの部屋に入ってきて始まってしまった恋バナ。
キラキラとしたその話を聞いていたら昼間の感情が思い出されて少ししんどくなる。話す順番が回ってくる前に、こっそり部屋を抜け出す。人気のないところを探して、迷惑かな、と思いながら私は電話を掛けた。
「あ、もしもし」
高『ごめんねー、ジェシー今トイレ行ってる！』
「…高地君？」
高『ごめんね。珍しいもんだから勝手に出ちゃった』
アハハと笑いながら話す高地君。珍しいからってどういう意味だろう。というか、人の電話勝手に出るなよ。なんて思ってれば「なんか用なの？」なんて聞かれる。
「用というか、なんというか」
自分でも何となくかけてしまった電話。あの明るさを求めてしまったのかもしれないがそんなことは言わない。
高『そういえば今日さ、一緒に観覧車乗ったんでしょ？』
「あー…聞いたの？」
高『言わせた。だって急に“トイレ！”とかって走っていったと思ったらしばらく返ってこないし。何してたか聞いたらそれだもん。びっくりしたんだけど』
「…トイレ帰りに多分私のこと見つけたんだよ。で、観覧車巻き込んじゃった。ごめんね」
返答がない。さっきまでケラケラ笑いながら話してたのに。なんかまずいことでも言ったか？と不安になってれば、ため息が聞こえた。
高『トイレ帰りに見つけたんじゃなくて、Aちゃん見つけて走っていったんだと思うよ？』
高地君の言葉に納得した。「トイレに行こうと走ったから息上がってたのか。」なんて。でも、それは違ったようで。息を上げて走ったのは私のためなの？なんてうぬぼれてしまいそうになる。
高『最近フラッとジェシーいなくなるといつもAちゃんのとこいるんだから。…もうちょっとさ、慎太郎以外も見てみなよ。面白いことあるかもよ？』
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あまは(プロフ) - よしのさん» 最高だなんて…ありがとうございます！もう少しで完結の予定ですが、それまでお付き合いいただけたら嬉しいです！ (2021年12月20日 0時) (
レス) id: aa4a13b0c9 (このIDを非表示/違反報告)
よしの(プロフ) - シンプルに最高な作品に出会ってしまいました！！！ありがとうございます＾＾お身体ご自愛ください！ (2021年12月17日 11時) (レス) @page45 id: 2f2270aaf2 (このIDを非表示/違反報告)
あまは(プロフ) - hohoさん» 私もしばらく前に学生生活を終了した身なので記憶を引っ張りながらですが、そう思っていただけてすごくうれしいです！こんな作品ですが癒しになっているなら幸いです(笑)育児がんばってください！ (2021年12月16日 1時) (レス) id: aa4a13b0c9 (このIDを非表示/違反報告)
hoho(プロフ) - きゅんきゅんを何処かに置いてきた私の癒しです笑。こんな高校生活送りたかったー！って思いながら育児頑張ります( ^ω^ ) (2021年12月15日 18時) (レス) id: 80be9b38a5 (このIDを非表示/違反報告)
天羽(プロフ) - ありありさん» 凄く嬉しいコメントありがとうございます！！すごく励みになります！また書きたいお話はあるのでしばらく後になってしまうかと思いますがジェシー落ちは書く予定ですので気長に待ってもらえたら嬉しいです！！ (2021年12月15日 14時) (レス) id: 13830d60cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天羽
| 作成日時：2021年11月7日 2時
