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side.s
自覚はある。Aと距離が近いってことくらい。その距離感が心地よかった。一歩…いや、百歩譲って樹も距離が近いとは思っていた。けど、ジェシーもだとは。
ジ「なら行こ！」
こっちまで聞こえてくるくらいのでかい声を出したかと思えばAの手を引いて走っていく。気になってしまいそれを追いかける。行き先は観覧車。手を引いたまま二人で乗り込む。
観覧車…そういえばA好きだったよな。昔二人で乗ろうとしたけど親がいないとダメってスタッフさんに止められたっけ。どうせなら俺とリベンジでもよかったんじゃない？…でも、観覧車なら樹も花ちゃんも乗れるし結局四人か。それだとリベンジにならない？
いまさら考えたって無駄なことをグルグルと考えてしまう。
森「結局なんでなんだよ」
Aが休憩するって言った理由は。観覧車に乗りたかったから…なんてわけでもないだろうに。話を聞きに来たのに、結局聞けないし。樹の言う「無駄」は合っていたのかもしれない。
すっきりとしないまま。俺は樹に連絡を取り合流する。
樹「な。無駄だったろ？」
二人はベンチでアイスを食べて待っててくれた。棒付きのアイスを咥えたまま予想通り、というように言う樹に少しイラつく。
森「無駄というか、聞くことも出来なかった」
樹「どういうこと？」
森「なんか、ジェシーがいた。」
それ以上言うのはなんか嫌で、そこで区切る。「どういうこと」ってまた聞かれると思ったら何の返答もなく違和感を感じ、樹の顔を見る。…ニヤニヤしてる。なんだよ急に。
樹「そうなったかー」
「ジェシー君なら大丈夫だね」
森「樹だけじゃなくて花ちゃんも？」
分かったように言う二人。俺が見てきたんだから一番分かるはずなのになんなんだよ。
樹「見てれば分かるだろ。な？」
「ねー」
いつの間にこんなに仲良くなったんだ、この二人。と思うくらいニッコニコで顔を見合わせて笑ってる。多分、俺とAが絶叫乗ってる間だろうけど。俺だけ分からないことと、思った以上に樹が花ちゃんと仲良くなってることにモヤモヤする。
少しすると携帯が震える。「いまどこ」というAからのメッセージ。素早く樹が現在地を返信する。
一人で来るのか、それともジェシーも一緒に来るのか。一緒に来た方が迷子になりやすいAのことだから安心するはずなのに、そうであってほしくないと思ってしまった。
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あまは(プロフ) - よしのさん» 最高だなんて…ありがとうございます！もう少しで完結の予定ですが、それまでお付き合いいただけたら嬉しいです！ (2021年12月20日 0時) (
レス) id: aa4a13b0c9 (このIDを非表示/違反報告)
よしの(プロフ) - シンプルに最高な作品に出会ってしまいました！！！ありがとうございます＾＾お身体ご自愛ください！ (2021年12月17日 11時) (レス) @page45 id: 2f2270aaf2 (このIDを非表示/違反報告)
あまは(プロフ) - hohoさん» 私もしばらく前に学生生活を終了した身なので記憶を引っ張りながらですが、そう思っていただけてすごくうれしいです！こんな作品ですが癒しになっているなら幸いです(笑)育児がんばってください！ (2021年12月16日 1時) (レス) id: aa4a13b0c9 (このIDを非表示/違反報告)
hoho(プロフ) - きゅんきゅんを何処かに置いてきた私の癒しです笑。こんな高校生活送りたかったー！って思いながら育児頑張ります( ^ω^ ) (2021年12月15日 18時) (レス) id: 80be9b38a5 (このIDを非表示/違反報告)
天羽(プロフ) - ありありさん» 凄く嬉しいコメントありがとうございます！！すごく励みになります！また書きたいお話はあるのでしばらく後になってしまうかと思いますがジェシー落ちは書く予定ですので気長に待ってもらえたら嬉しいです！！ (2021年12月15日 14時) (レス) id: 13830d60cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天羽
| 作成日時：2021年11月7日 2時
