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北「…どこいたかと思った」
ジ「ほくちゃん。どうしたの？」
背後からの声に振り向けば呆れ顔の北斗が立っていた。二人の話すのを盗み聞けば中々集合場所に来ないジェシーを迎えに来たらしい。
北「Aと一緒と思わなかった」
「…別に私が引き留めたわけではないからね？」
北「疑ってねーよ」
ジ「せっかくなら近くで見てよ！俺勝つからねー！！」
立ち上がったジェシーに差し出された手を取り、しょうがなく立ち上がる。どうせ、大繩もそんな後じゃなし、ちゃんと応援席戻ろう。
北「いつの間にそんなに仲良くなってたの」
「…なに？友達少ないから嫉妬でもしてんの？」
北「そういうことじゃなくて」
3人で人ごみに戻ってる途中、不思議そうに北斗に聞かれたけど、私の方が気になってるよ。なんでこんなにジェシーに絡まれるのか。
念押しのように「みててね！」なんて言ったジェシーと北斗と別れて自分のクラスの応援席に向かえば当たり前のようにそこにいる慎太郎。
森「お前おそーい」
「なに待ってたの？」
森「そーだよ！ねぇ、俺どうだった?早かったっしょ？」
「はいはい。早かった早かった」
森「…見てなかったな」
バレてしまった。目をそらしながらわざとらしく頷く。
「でも、活躍してるんだなって感じのは聞こえたし。勝ったんでしょ？すごいじゃん」
森「そうだけど、…次は見ててよ」
「しょうがないから見ててやるよ」
森「上からだなー」
二人でくすくす笑い合ってればパンッとスタートの合図が耳に入った。トラックの方を見れば一斉に走り出した人。その奥、トラックの中にはジェシー。…見ててって言われてたんだった。危ない。
森「次、ジェシーじゃん」
「見ててってて言われてたんだよね」
森「さっき一緒に居た時？ジェシーと話してて俺のこと見逃したの？」
「…ごめんって。すねんなよ」
森「すねてないって」
言葉の意味を追求したら余計戻れないところに行ってしまいそうで、どんなに気になることを言われても深追いしないことに決めた。…でも、今の嫉妬のような「俺のこと見逃したの？」はどういう意味なのか。そういうのは花とかに伝えるべき言葉だよ。…今の花が慎太郎のことを見逃すことはないだろうけど。
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あまは(プロフ) - ありありさん» コメントありがとうございます！ドキドキしていただけてうれしいです！！話も更新ペースもゆっくりかとは思いますが、頑張ります! (2021年11月4日 2時) (
レス) id: aa4a13b0c9 (このIDを非表示/違反報告)
ありあり(プロフ) - もうドキドキが止まらなく、すぐにお気に入り登録いたしました！作者様の文才すごい！更新楽しみにしてます！応援しております！ (2021年11月3日 18時) (レス) id: 991e71cbdc (このIDを非表示/違反報告)
あまは(プロフ) - かなさん» そう言っていただけてすごくうれしいです！ありがとうございます！ゆっくりになるかとは思いますが、頑張ります！！ (2021年10月23日 1時) (レス) id: aa4a13b0c9 (このIDを非表示/違反報告)
かな - 素敵な作品を見つけてしまった……！更新楽しみにしてます！頑張ってください^ ^ (2021年10月21日 23時) (レス) id: a4d97af994 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天羽
| 作成日時：2021年10月8日 3時
