手合わせしないと出られない部屋 雑渡 ページ30
リクありがとうございます
ズラリと並ぶ武器たちを手に取って見つめる雑渡さんを他所に、私は隅で縮こまっていた。雑渡さんと手合わせって一体全体どういう事だ。私の命がかかってる。というか、この武器全部使えば部屋から出られるのでは？
「＿＿そんな隅にいないでこっちにおいで」
「無理です、雑渡さんと手合わせなんて…畏れ多い」
「勝たれても困るよねぇ。これでも私は組頭だからね。それなりにプライドはあるよ」
「……まぁ私も勝とうと思ってないですし、勝てると思ってないです」
「ならAちゃんのやる気を出す事でも言おうか。……そうだね、もしこの手合わせに勝ったら何でも言うことを聞こう。ただし負けたら＿＿私の好きにさせてもらうよ」
「……それ、私の勝ち目ありますか？」
「私は武器を使わない。これでどうかな？」
＿＿無理です。貴方に勝てる未来が見えません。でもやらなきゃ一生この部屋に閉じ込められる。
「わかりました……頑張ります」
「うんうん、いいねその目」
たくさんの武器の中から苦無を選ぶ。何だかんだいってこれが一番扱いやすい。私はじっと雑渡さんを見据える。圧に押し潰されそうになりながらも私は飛びかかった。
やはりプロ忍者、そう簡単に勝たせてくれない。どんだけ苦無を振るっても当たるどころか掠めもしない。雑渡さんは避けているだけなのに、逆に追い詰められてるのは何故だろう。
「うん、くノ一の卵にしては上出来だ」
そんな言葉と共に苦無が弾かれた。腕を引かれて抱きしめられる。
「ただ闇雲に振っているかと思えばちゃんとこちらの動きを見て予測もしている。俊敏性は兼ね添えているから、後は力だけだね」
耳元でそう分析されるが頭の中に入ってこない。それよりも雑渡さんの��好きにさせてもらう��という言葉が怖くて仕方なかった。
「さて。手合わせは勝ったからお願いでも聞いて貰おうか」
「私の出来る範囲でお願いします…」
「ここに接吻して」
指差した先は口元。腕を強く掴む雑渡さんは離す気は元より無さそうだ。背伸びをすれば私の身長に合うように屈んでくれた。
「失礼します…」
チュ、と唇同士が触れ合う。これ以上の事をされるのではと身構えたが、意外にもすんなりと離してくれた。
「照れちゃって可愛いね〜。ほんとウチに欲しい人材だよ」
「あはは……ご冗談もそれくらいにして下さい」
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ツナマヨ(プロフ) - 更新お疲れ様です！リクエストなのですが尊奈門であーんをしないと出られない部屋をお願いします (3月1日 23時) (
レス) id: 4e6b57cb3e (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - リクエスト失礼します。高坂陣内左衛門で媚 薬お願いします！ (2月4日 18時) (レス) @page46 id: 09b330d235 (このIDを非表示/違反報告)
幽霊 - 返信遅れてすみません｡ (1月19日 18時) (レス) id: e072502e04 (このIDを非表示/違反報告)
幽霊 - わざわざ教えてくださりありがとうございます｡ (1月19日 18時) (レス) id: e072502e04 (このIDを非表示/違反報告)
名無しの作兵衛(プロフ) - 幽霊さん» 「閉じ込められた…？」になっております。ログインされてないと閲覧出来ないのでログインする事を推奨しています🙇 (1月13日 7時) (レス) id: 8a20bca9f6 (このIDを非表示/違反報告)
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