耳責めしないと出られない部屋 潮江＋立花 ページ22
リクありがとうございます
両耳を抑えて部屋の隅に逃げる私を見下ろす二つの影。文次郎は眉を下げて、仙蔵は口元に弧を描いていた。
「A、そろそろ観念して欲しいのだが。私はこんな老け顔の文次郎に耳責めなどしたくないぞ」
「それはこっちの台詞だバカタレ。あと老け顔は余計だ！」
「わ、私だって仙蔵に耳責めされる文次郎なんて見たくない……」
そう抗議すれば吹き出す仙蔵と仏頂面になる文次郎。ズカズカと近付いて来た文次郎は、耳を抑えていた私の手を振り解くとそのまま手を絡めてきた。片方の手は仙蔵が。
……初めて閉じ込められた時は手を繋ぐのも躊躇っていた文次郎が自分から繋ぐなんて。ってそんな事に関心してる場合ではない。そもそも今回は手を繋ぐ必要がないのだ。
抵抗が出来ない私を良い事に、仙蔵はワザと音を立てて耳に接吻をしていく。耳朶を吸い上げる音が間近で聞こえてもどかしい。
「おい、仙蔵ばかりに気を取られているな」
耳元で聞こえたその低い声に私はビクリとする。耳朶から耳のふち、軟骨の順番で舐められる。声が漏れそうになる。本当は口を覆い隠したいのに、二人が手を絡めた事によってそれが出来ない。
「＿＿＿A、我慢する必要はない。声を出しても良いんだぞ」
「お前の声を私にも聴かせて欲しい」
激しくなる二人の責め。唇をこれでもかと噛み締めていれば、仙蔵が手を伸ばす。ふにふにと触られた。
「そんなに噛むな、血が出るぞ。……文次郎」
「あぁ」
文次郎の手が視界を覆う。真っ暗になって何も見えない。不安になって二人の名前を呼べば、優しい声色で名前を呼ばれる。
「んあ……もんじろっ…せんぞ……やだぁ…」
「やっと俺の名を呼んでくれたか」
「嫌だという割には随分と嬉しそうじゃないか。今にも私の手を握りしめて離さないのは何故だ？」
「おい仙蔵、あまりAをおちょくるな」
「なに、Aが可愛すぎるのがいけないだろう」
二人の声が耳元で聞こえて擽ったい。再度声が出そうになった私の口を、目を隠していた筈の文次郎の手が隠した。
「……何をする文次郎」
「もう充分だ。扉も開いた事だし、何よりAの身がもたないだろう」
「……そうだな」
あっさりと身を引いた仙蔵は、私だけにしか聞こえない声で��続きはまたいつか��と呟いた。
接吻しないと出られない部屋 下坂部→←耳責めしないと出られない部屋 富松＋三反田＋浦風
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ツナマヨ(プロフ) - 更新お疲れ様です！リクエストなのですが尊奈門であーんをしないと出られない部屋をお願いします (3月1日 23時) (
レス) id: 4e6b57cb3e (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - リクエスト失礼します。高坂陣内左衛門で媚 薬お願いします！ (2月4日 18時) (レス) @page46 id: 09b330d235 (このIDを非表示/違反報告)
幽霊 - 返信遅れてすみません｡ (1月19日 18時) (レス) id: e072502e04 (このIDを非表示/違反報告)
幽霊 - わざわざ教えてくださりありがとうございます｡ (1月19日 18時) (レス) id: e072502e04 (このIDを非表示/違反報告)
名無しの作兵衛(プロフ) - 幽霊さん» 「閉じ込められた…？」になっております。ログインされてないと閲覧出来ないのでログインする事を推奨しています🙇 (1月13日 7時) (レス) id: 8a20bca9f6 (このIDを非表示/違反報告)
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