【バレンタイン】 ページ6
スタッフが選手にチョコを渡す��だけ��の動画を撮影する事になり、そのスタッフとしてAが抜擢された。Aは撮影をしたいと一点張りだったが泣く泣く渡す役になってしまった。
「はぁ……」
スタッフ「まぁまぁ。元気出して」
「…恨みますよ」
スタッフ「これ食べていいから」
選手に渡すチョコを指差すスタッフに、Aは遠慮なくそれを掴んだ。包装紙を破りその場で口に放り投げるAに、最初の頃の内気な性格はどこに行ってしまったのだと内心思う。そんな事をしているうちに紅林がやって来た。
「お疲れ様ベニちゃん」
紅林「Aさん！お疲れ様っす」
「これどうぞ」
紅林「あざっす」
スタッフ「以上です」
紅林「以上です？！Aさんの手作りチョコはないんですか？」
「…欲しい？」
紅林「欲しいっす！！」
「……そっか」
紅林「え、終わり？」
廣岡「義理チョコ？」
「…ですかね」
廣岡「……実際Aはチョコ作ってあるの?」
「…ありますよ」
廣岡「まじ？！」
「だから頑張ってくださいね」
廣岡「よっしゃ頑張る」
森「え、これだけ？！」
「だけみたいです」
森「Aの手作りチョコ貰えるって聞いたんやけど」
「…そうなんですか？」
スタッフ(めっちゃトボけるやん)
「これどうぞ」
福田「Aやん。ありがとう」
「……塩キャラメルですか？」
福田「おん。Aはどれが好きなん？」
「ストロベリーです」
福田「ほーんAらしい。で、Aの手作りチョコはどーなってるん？」
「………欲しいですか？」
福田「欲しいに決まっとるやろ。後で絶対渡してや」
「…忘れてなければ」
福田「おい」
中川「Aが渡してくれるん？ありがとう、頂きます」
「圭太さんも一緒のストロベリーですね」
中川「Aもストロベリー選んだの？」
「はい、お揃いです」
中川「お揃い……ええな」
杉本「ダイエット中なんよ……」
「じゃあ違う人に＿＿」
杉本「でも貰う、でも貰う。キャラメルが良い」
「……チョコ、一応作ってますけどダイエット中なら要らないですか？」
杉本「は？貰うに決まっとるやろ。後でちょーだい」
宗「出たぁぁぁ！え、なに、Aがくれるの？」
「はい、あげちゃいます」
宗「やったぁぁ！！」
「……そんなに嬉しいですか？」
宗「Aから貰えるのが超嬉しい」
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五十鈴 - 更新待ってます！！尊いです (4月29日 11時) (
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