【デコピン�◆� ページ37
大谷《Aはさ、結婚とか考えてないの？》
「結婚ですか……？」
どこかで誰かにも聞かれた内容。眉を顰めて画面の中の大谷を見つめ返せば、その表情が面白かったのか大谷はプルプルと震えて笑っていた。
「……何笑ってるんですか……！」
大谷《Aの仏頂面が面白くて。それで？考えてんの？》
「……三十歳までにはしたいです」
大谷《なら俺としよっか》
「……………ハイ？？」
衝撃の言葉にAは聞き間違えかと一人で解決する。大谷に限ってそんな事を言うはずがない。ないだろう。先程の発言を勝手に払拭し、画面に目線を戻す。
「今何か言いましたか……？」
大谷《うん、結婚しよっかって言った》
「………翔平さん。いくら貴方でも、言って良い冗談と悪い冗談が＿＿」
大谷《冗談じゃないよ》
少しだけ画質の荒い画面なはずなのに、今は大谷の姿が鮮明に映ってるように感じた。真剣な表情でAを見据えるその目付き。直接見られている訳ではないのに、その目線がAを射抜いた。
大谷《Aの事本気で好きだから。じゃなきゃこうやって電話もしないし、連絡もしない》
「………翔平さん、」
大谷《俺はAの隣にいたいしAに見守ってて欲しい。あの時からずっと、Aに一目惚れしてたから。でもAが他に生涯を共にしたい人がいるなら俺は》
諦めるよ。寂しげに吐露されたその言葉。主人の悲しい表情を見て、デコピンは大谷の顔周りを舌で舐め始めた。それをあしらいながらも、大谷は言葉を続ける。
大谷《自分の幸せのためにAを無理に連れてくのは流石に気が引けるっていうか、常識的に考えてナシだし。俺はAが幸せでいてくれればそれで良い》
「………今も充分幸せって言ったらどうしますか…？」
大谷《寧ろ安心する。ちゃんと幸せなんだって。でもちょっと、いやかなり悔しいわ。俺以外にもAを幸せにできる人いるんだって思うと》
「好きな人が居るとかじゃなくて、本当に幸せなんです。こうやって翔平さんと話せることや、色んな人と関われてる事、そしてこの仕事が」
大谷《……それ、まだチャンスあるって事？》
「……ご想像にお任せします」
大谷《……そっか。なら今より極上の幸せを経験させてあげる。だからちゃんと俺の事、意識して》
「…はい」
小さく頷いたAを見て、大谷は満足気に微笑むと通話を切った。
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Rey - 坂本勇人選手を出してほしいです!! (12月30日 22時) (
レス) id: 3fec1b3175 (このIDを非表示/違反報告)
四季(プロフ) - はじめまして、四季と言います。最高です。これから応援してます!! (12月6日 0時) (レス) @page24 id: 0b6716a94a (このIDを非表示/違反報告)
大阪谷 - めちゃおもろいです！ (12月1日 20時) (レス) @page16 id: 382b1b8271 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ(プロフ) - お話好きなので消すのだけはどうか勘弁してください、、、、🥹 (12月1日 2時) (レス) @page15 id: d065f594fe (このIDを非表示/違反報告)
shirey(プロフ) - 小木田世代の話好きです🥹🫶🏼🩷 (12月1日 0時) (レス) @page15 id: dfc3189701 (このIDを非表示/違反報告)
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