【お忍び観戦�◆� ページ42
全く集中できなかった試合は終わりに近付いていた。結果的には阪神の勝利になったが、あまり嬉しそうではない。試合には勝ったが勝負には負けたという言葉が最も似合っている瞬間だった。
帰ったらたくさんの連絡が来るかもしれない。そう予想をしていたが意外な事に巨人側からしか連絡は来ていなかった。てっきり阪神の選手たちからも何かお咎めが来るかと身構えていたがそれがない。かえってそれが不気味なのだが、その時Aはそこまで考えてはいなかった。
＿＿少し経ち交流戦。再び阪神との試合が行われる事になったが、この時ばかりはAは家に引き篭もりたくて仕方がなかった。
阪神側のベンチを通ざるを得ないこの状況。もし呼び止められたらどう誤魔化すか。
(悩んでも意味ない……！さっと通ってさっと帰ろう！)
木浪「A」
「ひぇ……」
横から伸びてきた腕は無謀にもAの腕を掴むと、そのままベンチの方へと引っ張って行く。ズルズルと連れてかれた先には、腕を組んで座る糸原の前だった。
糸原「心当たりは？」
「………心当たりしかないです……」
糸原「なんて？」
「…心辺りしかないです」
糸原「せやろ。この前のアレ、なんなん」
「アレ、というのはその……」
佐藤「この前の巨人戦ですね。しかもユニフォーム。どういう事ですか」
やっぱりその事だ。目を逸らした先にはむくれた表情の森下がいて、慌てて反対を逸せばその先には近本がいた。諦めて前を向けば、開き直るなやと言われて頬をつねられた。
木浪「……Aは巨人ファンなの？」
「違います……少なくともオリックス……」
近本「ん？」
「ひ、阪神も大好きです……。でもあれは友人が巨人ファンで仕方なく…」
中野「ならいいけど…。悔しかったわ」
糸原「A、今から俺の言うこと復唱してな」
「…？はい…」
糸原「私は阪神ファンです。糸原さんが大好きです」
「………私は阪神ファンです」
糸原「そのあとは」
誠志郎「言わなくてええからな」
森下「寧ろ俺に言ってほしい＿＿」
一斉にジロリと睨まれた森下は身を小さくして一歩後退りした。それを見届けた糸原は再びAを見据える。
糸原「A」
「……ヤです」
ぷいとそっぽを向くA。たまには反抗してもいいだろう。そんな軽い気持ちで言ったのが間違いだった。
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Rey - 坂本勇人選手を出してほしいです!! (12月30日 22時) (
レス) id: 3fec1b3175 (このIDを非表示/違反報告)
四季(プロフ) - はじめまして、四季と言います。最高です。これから応援してます!! (12月6日 0時) (レス) @page24 id: 0b6716a94a (このIDを非表示/違反報告)
大阪谷 - めちゃおもろいです！ (12月1日 20時) (レス) @page16 id: 382b1b8271 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ(プロフ) - お話好きなので消すのだけはどうか勘弁してください、、、、🥹 (12月1日 2時) (レス) @page15 id: d065f594fe (このIDを非表示/違反報告)
shirey(プロフ) - 小木田世代の話好きです🥹🫶🏼🩷 (12月1日 0時) (レス) @page15 id: dfc3189701 (このIDを非表示/違反報告)
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