【舞い降りた子兎��】 ページ40
「……この仕事を選んだ以上、オリックスだけでなく他球団の方もきちんと把握したいです……」
宗「偉い！！行ってよし！」
山岡「まーAが言うならしゃーないな」
吉田「大丈夫？」
山本「……一人で行けんの？」
心配そうな吉田と山本の反応は当たり前だった。だがここで首を横に振ってはいつまで経っても変わらない。自立するためにも、この決断は妥当だった。
「行けます…！」
吉田「何かあったらすぐ戻っておいで」
未だに山本は不満そうだったが、吉田のその一言を聞いて渋々Aを見送った。
名簿をぬいぐるみのように抱きしめて球場を歩く。まずは同じパリーグの選手たちを把握しなければ。そう意気込んだその瞬間、Aの前に影が落ちた。
「………？」
恐る恐る顔を上げる。その先には無邪気な目でAを見つめる柳田が立っていた。初めて見る職員に柳田は意気揚々と近付く。思わず小さな悲鳴をあげそうになったがグッと堪えて名簿に視線を落とした。
(確か名前は＿＿)
柳田「かわええな！！！」
「………へ？」
頭をわしゃわしゃと撫でられ名簿を捲る手が止まる。完全に予想外の言動にAの脳内は疑問符で埋め尽くされた。
柳田「自分なんて名前なん？！」
「ぉ、及川Aです…。新しくオリックスの球団職員になりました…！」
柳田「オリックス！そうなんじゃ、ならこれから試合で会えるな！」
「そう……ですね…？」
柳田「にしてもげに可愛いのぉ、ホークス来るか？」
牧と同様の勧誘。Aは首を横に振るがその行動すらも可愛くてたまらない柳田はAの身長に合わせて顔を覗き込んだ。距離が近くなり思わず身を引いたAの腰に手を回す。
柳田「オリックスには勿体ないけぇ」
「そんな事ないです…！」
真っ直ぐ目を見つめられ、気まずくなったAは目線を逸らす。それでも腰に回された手はAを解放する気など毛頭なく、逃げる余裕は存在しなかった。
柳田「…俺の事知っとる？」
「……柳田さんですよね？」
柳田「ん、そう。悠岐でええけぇのぉ」
「…柳田さんて呼んじゃダメですか……？」
柳田「ダメ！」
「………恥ずかしくて呼べません…」
柳田「…！ならギータでええよ」
「……ギータさん」
柳田「……しゃーない、許したる！」
初めての出会いは強烈だったが、この日を境にAは少しずつ柳田に心を開き始める事になる。
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Rey - 坂本勇人選手を出してほしいです!! (12月30日 22時) (
レス) id: 3fec1b3175 (このIDを非表示/違反報告)
四季(プロフ) - はじめまして、四季と言います。最高です。これから応援してます!! (12月6日 0時) (レス) @page24 id: 0b6716a94a (このIDを非表示/違反報告)
大阪谷 - めちゃおもろいです！ (12月1日 20時) (レス) @page16 id: 382b1b8271 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ(プロフ) - お話好きなので消すのだけはどうか勘弁してください、、、、🥹 (12月1日 2時) (レス) @page15 id: d065f594fe (このIDを非表示/違反報告)
shirey(プロフ) - 小木田世代の話好きです🥹🫶🏼🩷 (12月1日 0時) (レス) @page15 id: dfc3189701 (このIDを非表示/違反報告)
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