Lovers again４ (ページ6)

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隆二side

「この度は急なことで色々混乱させてしまって
申し訳ございません」

そう言って頭を下げた俺に

A父「隆二くん、もう頭を下げるのは
やめないか？さっきもちゃんと
話してくれたじゃないか」

A母「そうよ。隆二くん男前が台無しよ？」

「すいません、ありがとうございます」

隆二父「…あの、こんなこと聞くのもおかしいかも
知れませんが、何故隆二なんでしょうか？」

A父「何故と申しますと？」

隆二父「いや、Aさんだとあの美貌で
社長さんでもあると聞きました。
隆二との結婚を何故許してくれたのかと思いまして」

A父「ウチは隆二くんなら大賛成なんですよ。
Aがね、隆二くんのこと大好きですし、
ずーっと隆二くんのこと思ってましたから」

隆二父「そうなんですか…」

A母「それにわたしも勝手に隆二くんのこと
息子のように既に思っております。
こんな男気あって、男前な子
世界中どこ探しても隆二くんしかいないですよ」

隆二母「そうなんですか？」

A父「はい。歌手を辞めたとしたら是非
我が社にも来ていただきたいぐらいですよ」

隆二父「お父さまも何かお仕事されてるんですか？」

A父「ウチはAの会社の親会社です。
って言ってももうAの会社は独立してますが」

隆二父「なるほど…
なんか次元が違う気がして来ました」

A父「そんなことを言うなら僕らの方が
そうですよ。隆二くんは今を代表する三代目の
ボーカルなんですから」

A母「本当ですよ。
わたしも隆二くんのファンです」

色々そんな話しをしていながら
両親の顔合わせが終わる

両親達はすっかり意気投合してしまったみたいで
４人でホテルのバーで飲むらしい

俺は慌ててホテルへ戻り臣に連絡すると
Aと一緒にいる、と連絡が来たので
臣の元へ向かう

バーカウンターで岩ちゃんと臣に
挟まれているAを見たら
わざと一緒にいてくれたのに
嫉妬で狂いそうになった俺

そのままAの後ろから
Aをそっと抱きしめる

「仕事終わったよ」

そう言えばAは嬉しそうに振り向き

『おかえりなさい』

と言ってくれた

それから４人で少し飲んだ後
ホテルの部屋に戻ってAを抱く

明日ウエディングドレスを着るから
キスマークは付けないようにしながら
Aの身体を堪能する

明日がとても楽しみになった