Lovers again４ (ページ24)

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隆二side

臣に起こされふと目を覚ませば
Aと臣が起きていて

「隆二起きろよ。Aが待ってるぞ」

と臣に言われ起きた俺をAが手を引きながら
寝室へと向かう

そのままAを抱きしめて眠った俺

朝になるとみんなのご飯を作ってくれていたAが
もう既に仕事へ向かっていて
俺に声を掛けずに出て行ったのは初めてだったから
すごく気になった

そんな中みんなで交代でお風呂に入り
ご飯を食べて準備をしていたら
部屋をノックされる音

ドアを開けると臣が立っていた

「どうした？」

臣「ごめん。Aに言っちまった」

「え？なにを？」

臣「好きだってこと。まぁ、ちゃんと
隆二の横で笑ってるAを好きになったって
言ったんだけど…」

「あぁ、どうりで。昨日の夜は眠かったからかな、
って思ってたけど今日の朝
俺に声を掛けずに仕事行くなんておかしいって
ちょっと思ってたんだけど辻褄あったわ」

臣「ごめん。本人にも言うつもりなかったことも
ちゃんと伝えてるんだけど…」

「なんで言っちゃったの？」

臣「なんか話しの流れで
『わたし本当臣くんには感謝してるんだよ。
大好きだからね』って言われて
赤くなった俺を触ろうとしてきたから…つい。
本当ごめん」

「どうせAの天然から起こったことでしょ？
俺は大丈夫だけど、アレならAと話す？」

臣「話すとしても隆二もいて欲しい」

「ん。じゃあA帰ってきたら
聞いてみるよ」

臣「入籍した日なのにごめん」

「大丈夫だよ。酔い潰れた俺も悪いし」

臣「一応Aにはこれからも今まで通りに
接して欲しいとは言ったんだけど…ね」

「りょーかーい。とりあえず飯食って行こうぜ」

未だ少し暗い感じの臣を連れて
リビングでAが作ってくれたワンプレートの飯を
有り難くいただく

その後メンバーとともに事務所へ行って仕事をこなし
夜、ラジオの合間に家に帰る

家に帰ればAは普段通りで笑って出迎えてくれた

『おかえり』

そう言って俺を出迎えてくれたAを抱きしめて

「２時間後にラジオだからまた出るね」

と言ってキスを送る

『隆二に話さなきゃいけないことがあるの』

ご飯を準備してくれたAが
向かい合ってダイニングに座るとそう切り出した

「なーに？」

『昨日、メンバー来てたじゃん？
そのとき臣くんと話してたんだけど…』