Lovers again４ (ページ1)

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隆二side

Aが慌てて結婚式の準備をしてもらってる間に
俺たちも着々と準備を進めていた

メンバーみんなで会場に向かうと
そこにはたくさんの人たち

そんな中でもAをすぐに見つけた俺って
マジでスゲーと自分で思った

Aを見付けた俺はAと話している人たちの
様子を伺う

俺がよそ見をしていたおかげで
ちょっと人とぶつかってしまった

「すいません」

思わずそう言うと

「こちらこそ。…あれ？今市くん…だよね？」

そう言う相手の顔を見ると昔一度だけ会った
Aのお父さんだった

「…Aさんのお父さんですよね？」

聞き返すとAのお父さんは

「君の活躍、よく見てるよ」

と頷きながら言ってくれた

「ありがとうございます。お母さんも
いらっしゃいますか？」

そう聞くとAのお母さんを呼んでくれたお父さん

２人揃ったところで

「お久しぶりです。今市です。」

とAのお母さんに挨拶すると
お母さんは涙ぐみながら

「隆二くん、本当頑張ってるね」

と言ってくれた

そこで２人に

「ありがとうございます。
少しお時間よろしいですか？」

と聞くとAのお父さんは

「場所を変えよう」

と言って少し離れたところに３人で行く

そこで俺は切り出した

「つい先日、Aさんと再会しまして
誠に勝手ながらよりを戻させていただきました。
俺はあのとき事務所から言われて
別れたんです」

そう話すとお父さんは

「うん、別れた理由は知ってたよ」

と言ってくれた

どうして？と顔に出た俺に

「臣くんがね、別れてすぐぐらいに
一度実家に来てくれてね、そこで聞いたんだ。
もちろんAには言ってないけど」

と話してくれたお父さん

お母さんは軽く目頭をハンカチで押さえながら

「良かった…戻れたんだね…」

と言っていてお父さんがそれを見て
肩を寄せ合っていた

「充分俺の身勝手だと理解しています。
こんな場所で言うのもどうかと思うんですが
Aさんとの結婚認めてもらえませんか？」

と言って頭を下げるとお父さんは

「わたしたちはAが
決めたことには反対しないよ。
君とよりを戻したと言うことは
そういうことなんだよね？
そしたら俺たちは何も言わない。
あの子のこと信じてるからね」

と言ってくれた

お母さんは

「隆二くん、わたしたちの息子になってくれるの？」

と言ってくれた