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でも3年前の今日
臣くんの策略にまんまとハマったわたしと隆二





臣くんから誕生日を祝ってくれるという連絡が来て
指定されたお店に行くと何故かカウンター



いつもなら個室なのに?って疑問に思ったけど
たまにはこんな感じでもいいかなって簡単に
思いながら臣くんを待ってた




けれど1時間ほど経ったけど臣くんは来ない




でももう少ししてから
急に一席空いて隣に誰か座った



携帯に夢中なわたしは誰かなんて
気付かないで臣くんを待ってた




すると隣で「マスター生ひとつっ!」って
元気な声が聞こえてきて
何気に隣を見たら







隆二だった









その時点でわたしは帰ろうと思ったんだけど
見計ったかのごとく臣くんから
「誕生日プレゼント」ってLINEが来たから
少し呑んでたら隣から
「はー?!」って声が…





どうしたのかな?って思って見たら
隆二がコッチを見て
「ごめんね、うるさかったよね?
一緒に呑もうって話してた友達が
急に来れなくなったって言われちゃって
ついつい大きな声が出ちゃった」って
笑って言ってくれた






その時点でわたしは
臣くんの策略に気付いてしまって
どうしようかと考えたけど
隆二が「お姉さん1人?
良かったら一緒に呑もうよ」って言ってくれたから
それから一緒に呑んだ





浴びるほどお酒を呑んで
意気投合もしちゃって
何故か連絡先も交換しちゃって
隆二とわたしが同じホテルに泊まっていたから
同じホテルに帰って
雪崩れるように隆二と帰って来たわたしの部屋





それから隆二と初めて抱き合った





何度も何度も隆二は抱いてくれた



綺麗な隆二は
恥ずかしがるわたしをそっと抱きしめて
甘い言葉で攻めてきた







まさかセフレとして繋がるなんて
臣くんは思ってなかったみたいだけど
それで良かったと今では思う






だってその晩だけで終わらせたくなかったわたしは
『大阪に来たらわたしを抱いて』と
自らセフレを申し出たのだから






本当は隆二と出会えたことだけでも感謝なのに
隆二の身体を知ってしまった今
セフレ以外で側にいられないのは
わたしが隆二に拒否されるのを
一番怖がっているから

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作者名:るいにゃん | 作成日時:2019年10月23日 22時

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