君が輝くなら僕は…Ⅱ (ページ9)

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55話ページ9

涼介side

それに俺、落ちてないし...

あれ？って思って目を開けると階段の上の方に引っ張りあげられた

『...はぁッ...びっくりした... 』

この声！って思って反射的に相手をガン見すると

『え、なに？』

やっぱりあの時会った女の子で...

「A...？どっから入って...」

そう言うとAは苦笑して俺を部屋まで運んだ...

べっとに横になり、Aを見ていると

ドタドタ

誰かが登ってくる音がする

俺は慌ててAを見てアワアワしている笑

俺とは反対にAは落ち着いてるんだけど...

足音がどんどん近付いてくる。

まずい...

家に入れてないはずの子が俺の部屋に居たらおかしいし...

ファンとかと思われたら警察沙汰になるし...

コンコン

大「山田ー？起きてる？」

だ、大ちゃん？！

「お、起きてる！でもちょっと待って！」

大「え？おう！」

大ちゃんに待ってもらって俺はAの方をむき、

「隠れて！」

『へ？あ、えぇ？！』

ガチャッ

Aを隠そうとすると部屋のドアがあき、大ちゃんが入ってきた。

大「何してんの？山田。1人で。てか、寝てろよ」

「え？1人じゃ...」

俺はAの方を見ると少し悲しそうな顔をしていた。

大ちゃんにAは見えてないの？

でも何で...？