小さな夢のカケラ

アイナナ　一織　男主 ページ35

ファンにならないで 翔太side

「最近お前のグループ凄いよな〜」

「今更ですか？新城さん」

「いや、実感。この前CMとかポスターとか見たからふと」

「テレビじゃないんですね…」

「俺はテレビよりはゲーム」

一織と同じクラス、席も近く

あとは環経由で仲良くなった俺たち


まぁ、友達を経てもう一段階上でもあるけど

そんな俺はテレビなんてそうそう見ない

いわゆる廃ゲーマー。今日も推しイベを走ってる

「今日はどのゲームですか」

「アクション系。音ゲーは一昨日まで。これは昨日から」

「四葉さんが色々話していたのはそれですか…」

外面はそこそこ。根は廃ゲーマーな俺ですが

紆余曲折あって一織の恋人に慣れている

どんな神イベだよ、SSR級だよ、感謝する


そういえば…

「一織、一昨日音楽系の番組出てただろ」

「え？一昨日………はい、出てましたけど……見たんですか？貴方が？」

そんな意外か？…いや、そりゃそうか

「親が見ててたまたま。あ、ミスった雑魚め……

ちょうどイベも終わってたしお前らが出てたとこだけな」

わざわざログボ回収後回しにしてちゃんと見てたわ

「…どうでした…？」

「ん？ま、カッコよかったんじゃね？俺はアイドルとかよくわかんないけど」

「……」

「まぁでも、ファンになるほどではないな。俺はまだゲームと和泉一織個人で手一杯だ」

「っ！…よくもそんなことを恥ずかしげもなく…」

「でもこれが正解の満点回答だろ？

お前、好きの次に”私のファンにはならないでください”だったもんな」

「…そうですよ。私はここにいるんです。だから


私の……いえ、どこの誰のファンにもならないでください

よく聞く曲などを作っても構いません。でも…

私より上に人を置かないで。ゲームならまだ我慢できますから」

「はいはい

ワガママで素直じゃない、恋人だけだよ。俺の思考をゲーム以外に奪えるのはさ

だから、あと少しまって。今いいとこ」

「あと何分かかります？この後下校しながら、カフェに行くんでしょう？」

「そのカフェのための時間作ってるとこだから。

時間指定していいよ」

「………ならばあと５分で片付けてください」

「はっ、ヨユー」



こんな感じで


こんな廃ゲーマーですが、某有名人気アイドルの恋人やってます


普段の恋人もまぁ可愛くていいんだけど

アイドルの時の恋人も独占したいわけで

同担拒否過激派になるよなぁ

ファンではないよ？恋人なだけ、な？

犬夜叉　かごめ　男主《コラショの弟様》→←あんスタ　月永　男主

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