小さな夢のカケラ

HQ　月島　男主 ページ25

僕のモノアナタのモノ 月島side

いつも通りの部活。いつも通り……のはずだった


烏野高校排球部には県内トップクラスの選手がいる。それが２年の翔太先輩。

ん？何で名前呼びかって？……僕の恋人だから。悪い？？

で、いつも通り一緒に部活して、自主練？もして。いつも通り一緒に帰ろうとしてた。そうなる予定だった

「あの……新城先輩ですよね…？」

「そ、そうだけど……何？」

「少しだけでいいんです！お時間もらえませんか？」

着替えて帰ろうとしたら、女子生徒に止められた。同じ１年か……

「あー……わり、け……月島、ちょっと待っててもらっていいか？」

「お構いなく。校門で待ってますから」

「サンキュ」

そう言って校門に向かった

……２人きりの時だけ僕たちは名前で呼び合うようにしていた。さっき間違えかけてたけど

「というか、絶対アレ告白だよね……」

翔太サンは僕の恋人なのに。……って何を考えてるんだ僕は

「翔太先輩はモノじゃないし、僕の何て言えないのに。バカみたいジャン」

待ってる間に色々考え込んでる自分はバカかも

そもそも告白してきたのは翔太先輩だった。僕も好きだったから応じたけど……変わらないとは限らない

こんな性格だしネ

……それでも、近くにいたいとは思う。先輩は優しくて、仲間思いで、カッコよくて……

なんで告白されたのかすら分からないけど、嬉しかった

けど不安もあって。今日みたいに告白されるんて普通の先輩。いつ心変わりするかもわからない

男の僕より女の子の方がいいとか普通に思っても可笑しくないシ

………考えてたら不安になってきた……

……早く戻ってきてよ、翔太サン……


「ごめん月島……月島？？」

戻ってきた……ケド、何で後ろにそのコ……告白してきたコがいるのさ……

分かってる。優しい先輩だから、校門まではー……みたいなソレデショ……？

でも今のこの状態の僕には不安要素にしかならなくて

見た途端、逃げた

カッコ悪いと自分でも思う

だって仕方ないデショ……？見てられなかったんだから……


後ろから呼ぶ声が聞こえた気がしたけど……気付かないフリをして走り続けた


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１話じゃ足りないｗ２話目行きます

なんだか可愛いツッキーになってますが気にせずに←

最近嬉しいことにリクエストを多く頂けたのですが、男主の作品を全然書けていなかったのでつい書いてしまいました！スミマセン！

……取りあえず、２話目へゴー！！

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