小さな夢のカケラ

最遊記　天蓬　《桜様》 ページ17

嫉妬 紗羅side

天蓬と付き合って２か月が過ぎた。私たちはいまでもラブラブだよ？でも……

「嫉妬…してほしいなとも思っちゃうのよ」

「嫉妬かぁ……あいつあんまりしなそうだしなぁ」

「うん……悟空とか金蝉とかの所に最近よく行ってたりするんだけどダメみたいで……」

そう。あまり嫉妬とかをしない天蓬に嫉妬してほしくて、捲簾に協力してもらおうとしてます

「………おっしゃ！俺が協力してやるぜ紗羅チャン」

「ほんと！？でも……どうするの？」

「簡単よ。俺とベタベタしてればいいのよ。あからさまで簡単な方法だが効果はあるだろ」

「さっすが！」


それから、私たちの作戦は始まった。


「捲簾ー、この書類手伝って〜」


「紗羅チャーン、悟空のとこ行くけど一緒に行かね？」


「捲簾ー、怪我見るから手だして」


「紗羅チャン、これ、悟空からだとよ」

とまぁ、こんな感じのを続けて早２週間。


「紗羅、少し話良いですか？」

「うん。いいよ〜？」

「最近、捲簾と仲良すぎませんか…？」

……・ん？？おやおや？これは……

「仲がいいのはいいんですけど………紗羅の彼氏は僕ですよね…？ちょっとベタベタしすぎです…」

「…もしかして天蓬…嫉妬？」

「！！悪いですか？？ただでさえ、悟空や金蝉の所に行くのが多くなっていたというのに、それだけでなく捲簾まで…………僕も我慢の限界です。僕だけを見ててください、紗羅」

！！……天蓬…嫉妬するとこんな風になっちゃうんだ……

「うん。見てるよ。恋愛で好きだと思ってるのは天蓬だけだよ」

そう言うと天蓬は私を抱きしめてくる

「……寂しかったんですから。でも、そんなこと恰好悪くて………」

「…私は言ってほしいな。全部分かるわけじゃないから。言葉にして、天蓬の声で聞かせてよ」

私、天蓬の優しい声、結構好きなの。だから、言ってよ

「……今度からそうします……でも、捲簾には少しムカッとしました」

「アハハッ まぁまぁ、今回は許してあげようよ」

「…そうですね…」

あとで捲簾にはお礼するから、今はこの温もりに身を任せて居たいかな……



「まぁったく。世話の焼けるお二人だこと」

なんて捲廉に言われちゃったのは天蓬には内緒ね？

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遅くなりました！！こんな感じでいかがでしょうか、桜様！！

長らくお待たせしてすみません！

リクエスト有難うございました！！！

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