仮面を外す時 (ページ7)

今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:1,259 hit

story６ページ7

コビー大佐ならきっと言っただろう。

''そんな事言わないでください''

でも、そんな言葉私には通用しない。だって、敵だから。

『…ッ…何？これ…』

でも、どうしてだろう？どうしてこんなに…胸が痛いの？

ーーー次の日ーーー

『……』

罪悪感に溢れながら私は朝食を食べていた。

(…あの計画…今日実行した方がいいかもしれない…悲情が移っちゃう…)

お箸を置いて、すぐに食堂を出た。

コビー「、あ」

『っ！…コ、コビー、大佐』

食堂の外でバッタリ会ったコビー大佐に私は気まずくなった。

『…し、失礼します』

コビー「……」

会議。私は会議中の部屋の入り口の警備に当たっていた。

本部の会議室は壁が薄いため内容はダダ漏れ。

准将「最近怪しい動きをしている海賊団がいます」

どうやら今日は海賊団に関する会議だ。

准将「通称''海の大ザメ''…サーベル海賊団！」

『ッ…』

准将「船長、サーベルのダーナン！懸賞金額１億４０００万ベリー！」

准将の声が響き渡る。手配書を机に叩きつける音が響く。

准将「副船長でありウオウオの実モデル人魚の能力者、白蛇のイージス！懸賞金額１億２０００万ベリー！」

私はポケットから小型電々虫を取り出して、小声である人に電話をかけた。

『こちら_____…そろそろ計画を実行します』

返事は返ってこなかったが、気にせず切った。私は気付かなかった。

通話の内容を、コビー大佐に見聞色で聞かれていた事に。